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ユニット工法によるセキスイハイムの第1号商品
『セキスイハイムM1』が国立科学博物館「未来技術遺産」に登録

2013年9月10日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:髙下貞二)は、1971年(昭和46年)に発売した鉄骨ユニット住宅の第1号商品『セキスイハイムM1(エムワン)』が9月3日に独立行政法人・国立科学博物館(館長:林良博、以下、国立科学博物館)が主催する2013年度「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に選定・登録され、本日登録証授与式が開催されることをご報告します。

 国立科学博物館は、2008年度より「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図るために「未来技術遺産」を実施。該当する資料を選定し、「重要科学技術史資料登録台帳」に登録する制度です。

 今回登録された『セキスイハイムM1』は、工場生産率の高いユニット工法による高品質、高性能、コストパフォーマンスの高さを実現。良質安価な住宅の供給が急がれていた日本の住宅業界において、革新的な住宅技術として脚光を浴びました。1970年(昭和45年)の「東京国際グッドリビングショー」で初登場し、1971年(昭和46年)に販売を開始。1974年(昭和49年)には累積受注が1万棟を突破し、当社は発売から3年で大手プレハブ住宅メーカーの仲間入りを果たすことになりました。現在、当社住宅カンパニーの「つくばR&Dサイト」(茨城県つくば市和台32)内に実物棟を移築し保存しています。

『セキスイハイムM1』未来技術遺産選定の内容

<登録番号>

第00128号

<名称>

セキスイハイムM1

<所在地>

茨城県つくば市和台32、積水化学工業 住宅カンパニー「つくばR&Dサイト」内

<所有者・製作者>

積水化学工業株式会社

<製作年>

1971年

<選定理由>

世界で初めて市場で成功したボックスユニットによるプレハブ住宅である。あらかじめ工場で、部屋単位またはその分割サイズで鉄骨を箱形に組み、そこに内装・外装材をはめ込んで現場に輸送し、現場では接合部分だけを施工した。プレハブ住宅の工場生産の比率を上げたことで、1万8千棟以上の販売を記録した。当時の一般的な建築単価5~6万円/㎡(坪17~20万円)に対して4万円/㎡(坪13万円台)に抑えることを実現した。国際的に見て日本の科学技術発展の独自性を示すものとして重要である。

  • ※『セキスイハイムM1』は、現在販売していませんが、コンセプトはセキスイハイム全商品に受け継がれています。尚、『セキスイハイムM1』は2003年に「日本のモダニズム建築100選」(現在は日本におけるDOCOMOMO150選)に選定されています。

■ 『セキスイハイムM1』の誕生の背景

 1960年(昭和35年)に約40万戸だった新設住宅着工戸数が、1965年(昭和40年)には倍増の80万戸に達していました(さらに1967年に100万戸、1968年は120万戸を突破)。国は1966年(昭和41)年に第1次住宅建設5カ年計画をスタート。「1世帯1住宅の実現」が目標に掲げられ、5年で670万戸の住宅を建設する計画を打ち出しました。当社では1968年(昭和43年)にプロジェクトチームを組織。当時東京大学内田祥哉教授のもとで「部品化住宅論」を構想中だった大野勝彦氏と共同で、ユニット住宅の基本的構想を急ピッチでまとめました。
 開発の基本方針は

1)量産・量販できること
2)高品質・高性能の住宅をつくること
3)コストパフォーマンスの高い住宅をつくること

でした。これにより、直方体の鉄骨構造体をジョイントして1棟の住宅を形づくり、内外装と屋根・設備を工場内で施工する工法を開発。1971年(昭和46年)に第1号商品『セキスイハイムM1』の販売を開始し、5年後には全国展開を完了。プレハブ住宅メーカーとしては後発ながら、早期に先発メーカーに追いつく成長を遂げ、木質系住宅「ツーユーホーム」を含む当社の住まいづくりの基盤となりました。

この件に関するお問い合わせは下記までお願いします。
積水化学工業株式会社 〒105‐8450 東京都港区虎ノ門2-3-17 虎ノ門2丁目タワー
住宅カンパニー 広報・渉外部 辻、内海 ℡:03‐5521‐0584

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