部屋が全て1階にあり、自然を取り込んだ暮らしを楽しめる平屋。
土地の良さを生かした平屋の間取りについてご紹介します。
平屋の間取りの主な形
平屋の間取りには主にI字型・L字型・コの字型といった形状があります。
それぞれの特徴や、おすすめの土地形状についてもご紹介します。
I字型の間取り
大きな土地・間口が広い土地におすすめ
最もシンプルでオーソドックスなのがI字型の間取りです。
効率的な動線を作りやすいだけでなく、形状がシンプルな分、外壁や屋根のコストも抑えられます。
大きな土地・間口の広い土地にI字型の間取りを配置すると、南側からふんだんに光を取り込めます。
L字型の間取り
コンパクトな土地にもおすすめ
庭を二方向から眺められる形になっているのがL字型の間取りです。
庭を介して二方向から光が射し込むので、コンパクトな土地でも効率よく光を取り込めます。
また、外観にメリハリをつけたい場合や、リビングとダイニングをゆるやかに分けたい場合にもおすすめです。
コの字型の間取り
細長い形状の土地におすすめ
庭を三方向から眺められる形になっているのがコの字型の間取りです。
プライベート感ある庭から、各部屋に光を取り込めます。
外構計画や土地の状況によっては、カーテンレスの暮らしもできるかもしれません。
東西に細長い形状の土地などにおすすめです。
ビルトインガレージを
設けた間取りも
I字型、L字型、コの字型と組み合わせる形で、ビルトインガレージを設けた間取りもあります。
車庫としてだけではなく、アウトドアグッズの収納庫や雨の日の遊び場など、使い方はたくさん。
道路から入りやすい場所に設ける必要があるため、
間口の広い土地や二方向道路の土地だと他のスペースのプランニングへの影響が少なくなります。
平屋の形ごとの間取り例
平屋の多彩な形と暮らし方に合わせた間取り例をご紹介します。
ぜひ、プランニングの参考にしてください。
I字型37坪の間取り例
リビングが中心の明るい住まい
約37.3坪(123.51m²)※、3LDK+小屋裏空間のある、I字型の平屋の間取りです。
南面に約4m以上もある大きな窓を設けた、開放感抜群のリビングが家族を優しく包み込みます。
※うち約5.4坪(17.84m²)は小屋裏床面積

大開口を設けた
広々リビング

※画像はイメージです。間取り図と異なります。
開放感たっぷりのリビングはウッドデッキとつながり、自然を感じながらくつろぐことができます。
フレキシブルに使える
南面の居室
客間にもなるフレキシブルスペースは、趣味のスペースにも子どもの遊び場にもなる、暮らし方が広がる空間です。
朝の光が差し込む
寝室
朝の光が入る東向きの寝室。窓からは庭の木々も眺められる、穏やかな空間です。
L字型31坪の間取り例
リビングダイニングそれぞれで
くつろげる住まい
約31.1坪(102.83m²)、3LDKのL字型を取り入れた平屋の間取りです。
L字型にリビングとダイニングを配置することで、動線がわかれ、それぞれに「たまり」のあるくつろぎ空間となりました。

こもり感のある
くつろぎリビング

※画像はイメージです。間取り図と異なります。
デッキに面した大きな窓から光と緑が差し込み、ほどよい“こもり感”と心地よい“ヌケ感”を同時に味わえる空間です。
使い方が広がる
タイルデッキ
L字にした部分にはタイルデッキを設置。リビング・ダイニングにそれぞれ面した屋根の下の空間は、生活にゆとりをもたらします。
くつろぎを邪魔しない
裏動線
キッチンから水まわりや個室、玄関横の納戸へと回遊できる動線を設けました。動線上に収納を配置することで、片づけがしやすく、リビングがすっきりと保てます。
コの字型24坪の間取り例
中庭のシンボルツリーを眺める
自然感じる住まい
約24.5坪(81.02m²)、2LDKのコの字型の平屋の間取りです。
主寝室と洋室を反対側に配することで、それぞれのプライバシーを尊重しやすい間取りとなりました。

景色を取り込む
玄関ホール

※画像はイメージです。間取り図と異なります。
中庭のシンボルツリーがアイキャッチとなる玄関。開放感をもたらします。
人目につかない
プライベートな中庭
道路からは見えにくい、建物に囲われた中庭。リビングダイニングに光をたっぷりと届ける役割も。
可変性のある
洋室
将来的に二部屋に分けられる洋室は、家族構成の変化にも柔軟に対応できます。
ビルトインガレージを
設けた間取り例
自然と一体となる雄大な邸宅

こだわりの
ビルトインガレージ

※画像はイメージです。
大切な愛車をしまうビルトインガレージ。ゆとりある大きさで、自転車や庭周りの物も納められます。
大きく広がる
外部空間
外の自然が広がる開放感と深い軒に包まれるこもり感の双方が織りなす安らぎを味わえます。
暮らしにゆとりを
もたらす中庭
寝室、サニタリーからは中庭を眺めらることができ、日々の暮らしでいつでも緑を感じられます。
理想的な平屋の間取りを
作るには?
理想的な平屋の間取りを作るには、建築地の特徴を把握したうえで、
自分たちの将来の暮らしを思い描くことが大切です。
土地のメリットデメリットを
把握する
土地は一つひとつ、形や環境が異なります。
道路との位置関係や高低差、隣の家との距離などによって、向いている間取りの形は自然と決まってくることもあります。
また、建築の法律や規制によっては、思い描いた間取りをそのまま建てられないこともあります。
こうした土地の特徴を正しく見極めるのは、専門知識がないと難しいもの。
そのため、すでに土地をお持ちの方も、これから探す方も、まずはハウスメーカーに「現地調査」を依頼してみましょう。
実際に土地を確認してもらうことで、平屋を建てる際のメリット・デメリットがはっきりわかり、
間取りづくりの方向性がつかみやすくなります。
なりたい暮らしを考える
SNSでは「絶対取り入れたい間取り」といった投稿が人気ですが、暮らす人のライフスタイルや優先順位によって、おすすめの間取りは異なります。たとえば人気の回遊動線ですが、家事効率はよくなるものの通路部分が増えるので、なるべく部屋を広くしたいという方には向いていないこともあります。
間取りを考える際には、まず自分たちが新しい住まいで何を優先したいのか?順位付けをできるとよいでしょう。
まとめ
平屋の間取りを考える際は、採光やうちそと(家の中と外)のつながりを考慮し、その土地ならではの特長を、理想の暮らしに合わせて考えていくことが重要です。セキスイハイムでは、平屋の間取りのご相談も受け付けています。わかりやすいカタログもご用意しておりますので、ぜひご確認ください。
広さ別の平屋の間取り例はこちら










































