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セキスイハイムセキスイハイムの平屋住宅

コラム07

40坪の平屋で理想の間取りを叶えたい!
快適な住まいづくりのポイントとアイデア

日差しの差す庭のウッドデッキで食事を楽しんでいる親子

40坪(約132㎡)の平屋は、家族構成やライフスタイルによって必要な部屋数やレイアウトの考え方が大きく変わります。

この記事では、3LDK〜5LDKの間取り例をもとに、快適な空間づくりの工夫や、よくある後悔ポイントとその対策まで詳しく解説します。40坪の広さを活かして、将来まで見据えた住まいづくりのヒントとして、ぜひ活用してください。

40坪の平屋って
具体的にどんな広さ?

40坪はおよそ132㎡にあたり、畳約80枚分、バスケットボールコートの約3分の1程度の広さです。

厚生労働省の住生活基本計画における誘導居住面積水準※で考えると、約4〜5人世帯に適した面積とされており、ファミリー層にちょうどよい広さといえます。ただし、2〜3人の世帯でも、ゆとりある間取りや趣味部屋を設ける目的で40坪を選ぶケースも少なくありません。

重要なのは、面積の大小よりも間取りや動線の工夫次第で住み心地が大きく変わるという点です。広さをどう活かすかが、満足度の高い住まいづくりのカギとなるでしょう。

※世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準

40坪の平屋で考えられる
間取りとポイント

延床面積40坪の平屋では、多彩な間取りプランが考えられます。ここでは、40坪の広さを活かした間取りの考え方や工夫のポイントを、3LDK・4LDK・5LDKに分けて紹介します。

3LDK:夫婦2人〜4人家族まで、幅広く対応できる柔軟設計

3LDKは一般的に、夫婦+子ども1〜2人など、2〜4人家族に選ばれやすい間取りです。

家族人数 間取り例
2人 LDK+夫婦それぞれの個室+趣味やワークスペース
3人 LDK+主寝室+子ども部屋+多目的ルーム
4人 LDK+主寝室+子ども部屋×2

夫婦二人暮らしでも、将来の家族構成の変化を見越して3LDKにしておくと、子どもが生まれた際にも対応しやすくなります。主寝室と子ども部屋に加え、もう1室を趣味部屋やワークスペース、ゲストルームなど多目的に活用できるのが魅力です。

空間に余裕があるので、LDKを25畳前後に広くとり、家族が集まる開放的な空間にしておくのもおすすめです。個室が少ないぶん、ファミリークローゼットや広めの脱衣室、独立洗面など、水まわりにもゆとりをもたせやすくなります。

インナーガレージや土間空間、屋根付きテラス、畳コーナーなど、+αの工夫を取り入れやすい点も40坪で3LDKにするメリットです。

4LDK:「+1空間」で自分らしい暮らしに

4LDKは、3人〜5人(夫婦+子ども1〜3人)でも暮らしやすい間取りです。

家族人数 間取り例
3人 LDK+主寝室+子ども部屋+趣味・客室
4人 LDK+主寝室+子ども部屋×2+書斎・和室
5人 LDK+主寝室+子ども部屋×3+簡易な収納スペース

主寝室と子ども部屋に加えて、もう1室を趣味や来客対応に使えるフレキシブルな空間として設けておくことで、生活の幅がぐっとひろがります。

たとえば、書斎や和室、ワーキングスペースなど、ライフスタイルにあわせて自由に使える構成にすることで、家族みんなが心地よく過ごせる住まいになります。

また、変化に対応できる「余白」があるため、将来的に親との同居を検討する場合でも、無理なく空間を振り分けられるのが4LDKの強みです。

5LDK:多世帯・大家族にもフィットする間取り

5LDKは、4人〜6人の多世帯や大家族に対応できるゆとりある間取りです。親世帯との同居や子ども3人の家庭など、幅広い家族構成にフィットしやすく、それぞれのプライベート空間を確保できます。

家族人数 間取り例
4人 LDK+主寝室+子ども部屋×2+客室・多目的ルーム
5人 LDK+主寝室+子ども部屋×3+和室や趣味部屋
6人 LDK+親世帯の個室+主寝室+子ども部屋×2+来客用の部屋

ただし個室が増える分、LDKなどの共有空間が手狭になりがちです。そこで、廊下を極力省いて空間効率を高めたり、洗面室やトイレを2か所設けて混雑を避けたりと、生活動線に配慮した設計が求められます。

さらに、LDKに吹抜けを取り入れるなどし、実際の広さ以上に開放感を感じられ、人数が多くてもストレスの少ない空間づくりを考えることが大切です。

40坪台の平屋の
間取り例をご紹介!

ここでは、43坪(約144.7㎡)の広さでビルトインガレージを備えた2LDKの間取り例をご紹介します。

北向きのコの字型に設計されたプランで、中央のテラスが主寝室・子ども部屋・洗面室を緩やかにつないでいます。また水まわりは、回遊動線にして利便性を高めました。

回遊動線を工夫しうちそとをつなげたコの字型の間取り

一方、南側のテラスはリビングとダイニングの延長として機能し、アウトドアリビングのような開放的な空間になっています。

白い外壁と平らな大屋根が特徴的なモダン住宅

軒を深く出すことで、夏は直射日光を遮りながらも風や光を取り込み、冬は傾いた陽射しをしっかりと室内に取り込めるようになっているのもポイントです。

こうした自然の力を活かす「パッシブデザイン」は、光熱費の抑制にもつながる効率的な設計手法です。

おしゃれで快適な40坪の
平屋にするアイデア

40坪の平屋は、広さにゆとりがあるからこそ、おしゃれさと快適さの両立が可能です。ここでは、デザイン性と暮らしやすさを高める具体的なアイデアを紹介します。

ビルトインガレージを設ける

車と自転車が並ぶ黒いフレームのモダンなビルトインガレージ

ビルトインガレージは、車を建物の一部に取り込むスタイルで、利便性と外観の一体感を両立できます。室内とガレージをスムーズにつなぐ動線を確保することで、移動や荷物の出し入れが効率的になります。

雨の日でも濡れずに玄関まで移動できるような動線にできれば、子育て中の家庭や買い物帰りの荷物が多い時にも便利です。さらにガレージと土間収納を一体化すると、アウトドア用品や工具類などをスッキリ片付けられ、住まい全体をスッキリ保ちやすくなります。

高窓・天窓を取り入れる

グレーのソファと木製テーブルがある、自然光が差し込む明るいリビング

平屋の構造上、建物の中心部はどうしても自然光が届きにくく、暗くなる傾向があります。そこで効果的なのが、高窓や天窓を取り入れる工夫です。

高窓なら、外からの視線を遮りながらも、明るさと風通しを確保できます。また、北側に位置する廊下や洗面室といったスペースにも天窓を設ければ、日中でも照明に頼らず過ごしやすくなり、朝の身支度なども快適です。

コの字・ロの字で中庭やアウトドアリビングを設ける

木製デッキに白いパラソル付きテーブルと椅子が並ぶ、緑に囲まれたテラス

40坪の広さを活かして、中庭のあるコの字・ロの字型の間取りにすると、家の中心に自然を取り込んだような開放的な空間をつくることができます。中庭とつながる窓を多く配置すれば、通風や採光が室内全体に行き渡り、家の中が明るく快適になるでしょう。

視線の抜けが生まれることで室内が実際以上に広く感じられ、デザイン性が向上するのもメリットです。外からの視線を遮りつつ、家族だけで過ごせるプライベートなアウトドア空間としても活用でき、リビングと一体化したような中庭のある暮らしが実現します。

勾配天井で縦のひろがりを演出する

大きな窓から緑の景色が広がる、明るい吹抜けリビング

平屋は天井を高くとると、空間に開放感をもたせやすくなります。勾配天井を採用すれば、同じ床面積でも縦方向に視線が抜け、圧迫感のない伸びやかな空間を演出できるのでおすすめです。

勾配天井は高い位置に窓を設けやすくなるのもポイントです。梁を見せるデザインや間接照明と組み合わせれば、デザイン性と実用性を両立した印象的なLDKになるでしょう。

LDK+和室や書斎を緩やかにつなぐ

ヨーロピアンなリビングとその奥に続く和モダンな空間

LDKに隣接して和室や書斎を設けることで、多用途に使える「+αの空間」が生まれます。その際、壁で仕切らず引き戸や段差で緩やかに区切れば、空間全体に一体感が出て閉塞感を抑えられます。

畳コーナーとして活用すれば、小さなお子さんの遊び場や来客用の寝室としても重宝し、将来的には在宅ワーク用の書斎や趣味部屋としても活用が可能です。日常の変化に柔軟に対応できるこのような構成は、40坪という広さを有効に使い切る工夫のひとつといえるでしょう。

40坪の平屋の間取りで
後悔しがちなポイントと
その対策

40坪の平屋はゆとりのある広さですが、設計次第では「なんとなく使いにくい」「持て余してしまう」といった後悔につながることもあります。ここでは、間取りづくりで失敗しやすいポイントとその対策を紹介します。

動線が悪く暮らしにくい

広さがあるからといって、動線設計を後回しにすると、暮らしにくさを感じる原因になります。

とくに40坪の平屋では、空間が広がるぶん移動距離が長くなりがちです。家族の人数が多い場合は、水まわりを各個室からアクセスしやすいリビングの近くにまとめる、トイレや洗面台を2か所に分けて設けるなど、動線に配慮した工夫が必要です。

動線が悪い家は、住みはじめてから不満につながりやすいため、間取り検討の初期段階から意識しておくことが大切です。

部屋数を多くしたら使わない部屋が増えた

家族人数にあわせ、4LDK、5LDKなど部屋数を多くすると、将来子どもが独立した時など、使わない部屋が多くなってしまいがちです。

こうした後悔を防ぐためには、将来、空間をまとめられる設計を検討しておくのが有効です。たとえば、子ども部屋の仕切りを簡易なモノにしておけば、独立後には撤去して1つの広い部屋に再構成できます。

住まいはライフステージとともに使い方が変化するモノです。必要に応じて使い方を切り替えられるようにしておくと、永く快適に暮らす家を実現できます。

\POINT/
セキスイハイムのボックスラーメン構造は、建物を柱と梁で支えるため、柱と柱の間に耐力壁(構造を支える壁)や筋交い(斜めに設置する補強材。ブレースともいう)が不要です。

そのため、将来的に間取りを変更したい場合も、比較的自由にリフォームしやすいのが特長です。

40坪の平屋を
建てる費用の目安は?

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、2023年度の注文住宅にかかる平均建築費(本体+付帯工事費)は約3,861万円(税込)で、住宅面積の平均は約36坪(約119.5㎡)です。これを坪単価に換算すると約107万円(税込)となります。

この単価をもとに40坪(約132㎡)で試算すると、おおよそ4,280万円(税込)が建築費の目安※となります。ただし、これはあくまで全国平均であり、平屋か2階建てかの違いも加味しなければなりません。

平屋は構造上、基礎や屋根が広くなるため、同じ面積でもやや割高になる傾向があります。また、土地取得費や諸費用も別途必要となるため、全体の資金計画は余裕をもって立てることが大切です。

※「フラット35利用者調査」のデータをもとに試算した目安です。必ずしもセキスイハイムでの建築費を示すモノではありません。各種条件により建築価格は変動します。

まとめ

キッチンでジュースを作りながら、リビングの家族と団らんのひとときを過ごす様子

40坪の平屋は、家族構成や暮らし方に応じて、3LDKから5LDKまで多彩な間取りを検討できる余裕のある広さです。そのぶん、快適に暮らすためには、動線や収納の工夫、部屋の配置など細部までていねいに設計することが欠かせません。

また、将来の家族構成の変化やライフスタイルに柔軟に対応できる「余白」や可変性のある空間設計も重要です。

セキスイハイムでは、オンラインでの間取り相談も受け付けています。自分たちに合った住まいのかたちを見つける第一歩として、ぜひ活用してみてください。

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