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セキスイハイムセキスイハイムの平屋住宅

コラム02

30坪の平屋の間取りで失敗しない!
おしゃれな住まいを実現する方法は?

平屋からつながるウッドデッキと庭

30坪(約100㎡)の平屋を、自分たちらしく快適に暮らせる間取りにするにはどうすればよいのでしょうか。
同じ30坪でも、家族構成やライフスタイルによって適した間取りや部屋数の考え方はさまざまです。
この記事では、家事がはかどる動線や収納の工夫、おしゃれに見せる空間演出のポイントとあわせて、30坪の平屋で後悔しないための考え方を解説します。
間取図付きの成功事例も紹介しますので、家づくりのヒントとしてぜひ参考にしてみてください。

30坪の平屋って
どれくらいの広さ?

30坪の平屋は、延床面積に換算すると約100㎡。6畳間が10室ほど並ぶ広さで、3〜4人家族が快適に暮らせる住まいとして検討されることが多いサイズです。厚生労働省の住生活基本計画における居住面積水準において、3〜4人が豊かな住生活を実現するのに必要な広さとしている100㎡をおおむね満たしています。

ただし、同じ30坪でも間取りや設備の配置によって居住性は大きく変わる点に注意が必要です。水まわりを集約して動線を短縮したり、ファミリークローゼットを活用して収納スペースを集約したり、より快適な暮らしを実現する工夫が求められます。

家族人数が多い場合には、部屋の使い方や配置について、優先順位を明確にしながら、限られた面積を有効に活かす工夫が重要になるでしょう。

30坪の平屋だと
どんな間取りが考えられる?

ここでは、30坪の平屋で考えられる間取りと、それぞれの特徴や向いている暮らし方について紹介します。

2LDK:コンパクトでも快適に

2LDKの間取りは、30坪の広さを活かして「家族と過ごす時間をたのしめる住まい」を実現しやすいのが魅力です。20畳以上のゆとりあるLDKを確保できるため、食事や団らんをたのしむ空間を広くとることができます。

個室は主寝室と子ども部屋という組み合わせの他、夫婦二人の場合や子どもが独立したあとなどには夫婦それぞれの個室としたり、主寝室+書斎・趣味部屋などに活用したりすることも可能です。

生活動線を短くまとめ、水まわりや収納を集約すれば、空間を活用した快適な住まいが叶います。空間にゆとりをもたせつつ、家族のつながりを大切にしたい方に適した間取りです。

3LDK:4人家族にもフィット

30坪の平屋の3LDKは、3人家族はもちろん、4人家族が快適に暮らす場合もバランスのよい間取りです。

主寝室に加え、子ども部屋として2室確保することで、家族それぞれのプライベート空間をきちんと分けられます。子ども部屋は、将来の独立を前提に6畳以下に抑えておくと、LDKや収納にゆとりが生まれて暮らし全体の快適性が高まります。

また、間仕切りを少なくして空間の可変性を残しておけば、ライフステージの変化にも柔軟に対応が可能です。家族のつながりと個のスペース、どちらも大切にしたいご家庭にフィットする間取りと言えるでしょう。

4LDK:「+1空間」で自分らしさをプラス

30坪で4LDKを実現するには、空間の使い方にひと工夫が必要です。基本の3LDKに加えて、書斎やワークスペース、趣味部屋など、自分たちらしい暮らしを叶える「+1空間」を設けることで、暮らしにメリハリが生まれます。収納付きの多目的ルームにしておけば、将来的な使い道もひろがるでしょう。

ただし、部屋数が増えることで空間が細切れにならないように、動線やLDKとのつながりを意識することが大切です。プラン次第で、限られた面積の中でも開放感と機能性を両立できます。自分らしい暮らしを実現したい方に適した選択肢です。

【間取図付き】
マネしたい!
30坪平屋の事例2選

平屋住宅と駐車スペース

間取りや動線を考えるうえで、実際に建てた人の事例を見ることは大きなヒントになります。ここでは、30坪台の平屋でおしゃれさと暮らしやすさを両立した実例を2つご紹介します。

実例①:家事動線と収納が秀逸!家事ストレスを減らす3LDK

家事効率を考えた平屋の間取図
  • 家族構成:ご夫婦+子ども3人
  • 広さ:約31.75坪(104.99㎡)

水まわりや収納など、家族全員がよく使うスペースを住宅の中心に集約することで、家事効率と利便性を高めた3LDKの事例です。

洗濯機上に乾燥機があり、隣には物干しがある家事動線を考えた空間

洗濯から収納までが一連で完結できる脱衣室は、パントリーや廊下ともつながる回遊動線になっており、日々の動きがスムーズです。シューズインクローゼットやパントリーといった「隠す収納」を設けることで、生活感を抑えたスッキリとした空間も実現しています。

淡い色の壁面が映える子ども部屋

また、子ども部屋にはドアを2つ設け、将来的に2室へ分けられる可変性を確保しました。4LDKへの変化にも対応できる、将来を見据えた間取りが特徴です。

実例②:家族のつながりを大切にした回遊動線の2LDK

平屋の間取図
  • 家族構成:ご夫婦
  • 広さ:約34.27坪(113.32m²)

家族のコミュニケーションを重視しながら、効率的な動線設計を追求した2LDKの住まいです。リビングを通って個室にアクセスするレイアウトにすることで、自然と顔をあわせる機会が増え、つながりを感じられる空間づくりがされています。

モノトーンで統一されたスタイリッシュな対面キッチンとダイニング

ファミリークローゼットはキッチンと洗面室の両方から出入りできる位置に配置されており、家事動線をコンパクトに。

クローゼットから直接キッチンへ抜けられる回遊動線

さらに、水まわりの出入口には引き戸を採用し、手がふさがっている時でもスムーズに移動できるよう配慮されています。細部まで暮らしやすさを考え抜いた、機能的な設計が光る事例です。

30坪の平屋の間取りで
よくある後悔とその対策

間取りの工夫次第で快適に暮らせる30坪の平屋ですが、住み始めてから「もっとこうしておけばよかった」と後悔する声も少なくありません。ここでは、あらかじめ知っておきたい「よくある失敗ポイント」と、それを防ぐための具体的な対策を紹介します。

収納が足りなかった

自分たちに必要なだけの収納を確保しきれず、「もっと考えておけばよかった」と感じるケースは少なくありません。あとから収納家具が増えると、空間を圧迫してしまい、部屋全体が雑然とした印象になってしまうこともあります。

対策

玄関や洗面所には、壁厚を利用した埋め込み収納(ニッチ棚)を設けると、スッキリ収納できて便利です。廊下や階段下のスペースを活用した「通路型収納」や、天井高を活かした小屋裏収納、ロフトの設置も有効です。

ただし、ロフトは天井が高くなり開放感も得られるメリットがある一方で、自治体によっては階段の設置が制限される場合があります。ハシゴだと使わなくなってしまうケースもあるため、実際の使い勝手を事前に確認しておくことが大切です。

採光や風通しがイマイチ

「昼間でも部屋が暗い」「風が通らず空気がこもる」といった後悔の声も、平屋を建てた方からときどき聞こえてきます。とくに隣家との距離が近い都市部や、窓の配置に配慮が足りなかったケースでは、採光や通風の問題が起きやすくなります。

対策

こうした課題は、窓の配置や吹抜け、天窓の工夫で改善が可能です。とくに、高窓(ハイサイドライト)はプライバシーを守りつつ光を取り入れられるため、寝室などにも適しています。

また、南側に大きな掃き出し窓、北側にスリット窓を設ければ風の通り道ができ、室内の空気が循環しやすくなります。勾配天井と天窓を組み合わせたリビングは、明るさと開放感の両立にも効果的です。

音・視線・プライバシーの問題があった

平屋はすべての空間がワンフロアに集まるため、「互いの生活音や視線が気になる」「家族間のプライバシーを確保しづらい」という声もあります。とくに、子ども部屋とリビング、あるいはトイレとダイニングが隣接していると、生活音や気配がストレスになることもあります。

対策

間取りを考える段階で、パブリックゾーンとプライベートゾーンを明確に分ける「ゾーニング」を意識すると、プライバシー性が高まります。また、収納や書斎などを間に挟む「音のバッファ」空間を設けるのも効果的です。とくにトイレや洗面は、リビングから直接見えない場所に配置し、入口にはワンクッションをおくようにすると、視線も音も気になりにくくなります。

将来を考えた間取りにすればよかった

住み始めた時はぴったりだと思っていた間取りも、ライフステージの変化によって「使いにくい」と感じるようになることがあります。とくに、子どもが独立して部屋が余ってしまったり、親の介護や自分たちの老後を見据えた設計をしておけばよかったと後悔したりするケースは少なくありません。

対策

将来の変化に備えて、子ども部屋の壁は取り外し可能な可動式間仕切りにするか、建物を支える「構造壁」を避けておくと柔軟に対応しやすくなります。

廊下を省き、段差の少ないフロアと引き戸を中心に設計しておくのもおすすめです。永く住み続ける住まいだからこそ、数十年先を見据えた工夫を大切にしましょう。

30坪の平屋を
おしゃれに見せるポイント

ここからは、30坪の平屋で、空間にひろがりや抜け感を出しながらおしゃれに見せるための工夫を紹介します。

アイランドキッチンで開放感を演出する

LDKを広く見せたいなら、アイランドキッチンを取り入れると効果的です。コンロ前に壁を設けず独立して設置することで、視線が抜けて空間にひろがりが生まれ、開放感を演出できます。キッチン全体がインテリアの一部となり、リビングとの一体感も高まります。

ただし、アイランドキッチンは開放的な反面、においがひろがりやすいというデメリットもあります。調理中のにおいがリビングに残らないよう、換気設備の位置や性能にも気を配ることが大切です。機能性とデザイン性を両立させたキッチン空間にすることで、日常の家事がより心地よくなるでしょう。

ウッドデッキや中庭で抜け感をだす

グリーンに囲まれたテラスで、食事をたのしむ家族

室内の延長のように使えるウッドデッキや、光と風を取り込める中庭を設けることで、住まいに開放感と抜け感をプラスできます。とくに、リビングとつながるウッドデッキは、アウトドアリビングとしても活用でき、うちとそとを緩やかにつなぐ役割を果たしてくれます。

床の素材や色味を室内とそろえると、視線が自然と外へ抜けていくため、空間が広く感じられるのもポイントです。また、コの字やロの字型の中庭を設けると、外からの視線を遮りながらも光や風をしっかり取り込み、プライベート感のある空間を生み出せます。

スキップフロアやダウンフロアで立体感をだす

平屋をより広く、おしゃれに見せたい時には、空間に変化をつけるのもおすすめです。

たとえばスキップフロアを取り入れると、目線のズレによって変化が生まれ、限られた空間でも立体的で奥行きのある印象に。間仕切りを使わなくても「区切られた空間」として演出できるため、開放感を保ちつつ暮らしにメリハリが出ます。

また、リビングの一角を一段下げてダウンフロアにすると天井が高く感じられ、空間に「特別感」と「ひろがり」が生まれます。生活空間に表情を加えたい時には、検討してみるとよいでしょう。

コストを抑えながら
理想の30坪の平屋を
叶える方法

予算には限りがあるなか、どのように理想の平屋を実現できるのでしょうか?ここでは、30坪の平屋で無理のない予算内に収めるための具体的なアイデアを紹介します。

シンプルな形状にする

建物の形状は、建築コストに直結する大きな要素のひとつです。凹凸の多い複雑な外観は外壁や屋根の面積が増え、施工の手間もかかるため、費用が高くなりがちです。

その点、正方形や長方形などのシンプルな形状は、材料のロスが少なく、工期も短縮できるため、コストダウンにつながります。また、室内の動線も整いやすく、設計上の自由度が高くなるのもメリットです。

設備は見た目より機能性重視で選定する

住宅設備は選び方ひとつでコストに大きな差が出ることから、見た目だけでなく使い勝手や機能性を基準に選ぶことが大切です。デザイン性の高い設備は魅力的ですが、そのぶん価格も高くなりやすく、予算を圧迫する原因にもなります。

近年の設備は、グレードを一段落としても標準仕様で十分な性能を備えているモノが少なくありません。使いやすさやお手入れのしやすさを重視すれば、コストを抑えながら満足度の高い選択が可能です。

「優先順位リスト」で譲れる点を明確にする

家づくりには、間取り・設備・外構など多くの選択肢があるため、すべてを希望通りに叶えようとすると予算オーバーになりがちです。そんな時に有効なのが、「優先順位リスト」をつくることです。家族全員で「絶対に譲れない点」「予算次第で変更してもいい点」を整理しておくと、意思決定がスムーズになります。

たとえば「LDKは広くしたいが、外構は最小限でOK」など、メリハリをつけることでコストを抑えつつ、満足度の高い家づくりが実現します。限られた予算内で理想の暮らしを叶えるためにも、価値観のすり合わせをしておきましょう。

明るく快適な30坪の
平屋にする建物にできる工夫

外と内が緩やかにつながる開放感あるテラス

高さのない平屋は周囲の建物や敷地条件によって、室内が暗くなってしまうこともあります。ここでは、そんな時でも採光や風通しを確保し、明るく快適な空間をつくるための設計上の工夫を紹介します。

方角を意識して設計する

建物の方角を意識した設計は、平屋の明るさや快適性に大きく影響します。たとえば東向きの土地であれば、「朝の光」を活かしてダイニングやキッチンを配置すると、1日を気持ちよくスタートしやすくなります。

北側に玄関がくる場合でも、スリット窓やFIX窓を効果的に取り入れれば、自然光を採り入れた明るい玄関ホールにすることが可能です。

また、敷地に余裕がある場合には、建物を北側に寄せて南側に広い空間を確保すると、日当たりのよいリビングやウッドデッキを設けやすくなります。土地の特性を読み取って配置を工夫し、快適な住まいづくりを進めましょう。

L字やコの字を検討してみる

敷地条件によっては、採光や風通しが確保しにくいケースもあります。そんな時に有効なのが、L字型やコの字型の間取りです。中庭を設けることで光と風を取り込みやすくなり、プライバシーを保ちつつ、室内の開放感も高まります。

ただし、形状が複雑になるぶん外壁や屋根の面積が増え、建築コストが高くなる傾向も。検討する場合は、敷地や予算とのバランスを見極めながら、柔軟なゾーニングを提案してくれるハウスメーカーに相談することが大切です。

まとめ

軒下の屋外リビングのようなウッドデッキで、自然を眺めながらくつろぐ夫婦。

30坪の平屋を快適でおしゃれに仕上げるには、間取りや収納、動線の工夫に加えて、将来を見据えた設計の視点も欠かせません。家族構成や暮らし方に合ったプランを見つけるために、実例や間取図を参考にしながら検討を進めてみてはいかがでしょうか。

セキスイハイムでは、多彩な平屋のラインナップをご用意しています。間取りの相談や、お見積もりもオンラインで手軽にお申し込みいただけますので、ぜひ以下のページからご確認ください。

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