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セキスイハイムセキスイハイムの平屋住宅

コラム06

平屋で快適な4LDKの間取りを実現するには?
失敗を防ぐ広さと設計の考え方

窓辺に椅子とテーブルがあり、中央にグレーのソファと丸い木製コーヒーテーブルがあるリビング

平屋で4LDKを実現するには、必要な広さの目安を知り、間取りの工夫を取り入れることが大切です。

この記事では、30〜40坪台の坪数別プラン例や、4LDKを快適にする設計ポイントを具体的に紹介します。将来のライフスタイルの変化にも対応できる、安心して永く住める住まいづくりのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

平屋で4LDKの
間取りを
実現するために
必要な面積は?

住まいに必要な個室の数は、家族の人数をベースに考えることが多く、4LDKはおおむね3〜5人程度の家族構成で検討される傾向があります。

厚生労働省の住生活基本計画における誘導居住面積水準※によると、4人家族が住むと想定した場合の必要面積は以下のとおりです。

都市型誘導水準 都心とその周辺での共同住宅居住を想定 約28.8坪(95㎡)
一般型誘導水準 郊外や都市部以外での戸建住宅居住を想定 約37.9坪(125㎡)

マンション型の住宅で約28.8坪が必要とされることを考えると、ゆとりをもって暮らせる4LDKの戸建にするには、30坪、可能であるなら35坪〜40坪以上を確保するのが望ましいといえるでしょう。

※世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準

坪数別に見る
4LDK平屋の間取り目安と
広さのイメージ

4LDKの平屋は、坪数によって設計の自由度や空間のゆとりが大きく変わります。ここでは、30坪・35坪・40坪以上の広さごとに、間取りの目安や工夫のポイントを紹介します。

30坪台(約100㎡)|コンパクトにまとめた4LDK

30坪台の4LDKは、コンパクトな設計になる傾向がありますが、空間の使い方を工夫すれば、十分に快適な暮らしが可能です。

■30坪台4LDKの広さの例(目安)
部屋の種類 広さの目安
LDK 約18〜20畳
主寝室 約6〜8畳
個室(3室) 約4.5〜5畳
※プランニングや非居室の大きさにより、目安の大きさとならない場合もあります

廊下をできるだけ省いて空間効率を高めると、LDKや個室を広く確保しやすくなります。さらに水まわりや収納は最小限の面積にまとめ、機能性を損なわずに暮らしやすさを実現することが重要です。動線をシンプルに整えることで、家族の距離が近づく一体感ある間取りになるでしょう。

35坪台(約115㎡)|バランスのよい4LDKの基本形

35坪台の4LDKは、空間にゆとりがあり、使い勝手と快適さのバランスがとりやすい広さです。

■35坪台4LDKの広さの例(目安)
部屋の種類 広さの目安
LDK 約20〜22畳
主寝室 約6〜8畳
個室(3室) 約4.5〜5畳
※プランニングや非居室の大きさにより、目安の大きさとならない場合もあります

間取りの工夫次第では、LDKの面積を少し抑えて、個室を各6畳以上に拡張するパターンも可能です。また、回遊動線やファミリークローゼット、パントリーなどの収納計画を盛り込みやすく、日々の生活動線もスムーズに整います。

35坪台は、実用性と快適性を両立しやすく、暮らしやすさとデザイン性をどちらも重視したい方に適した坪数です。

40坪以上(約132㎡〜)|「+αの空間」で柔軟な設計が可能に

40坪を超えると、標準的な4LDKの構成に加えて、多彩な空間をプラスできる余裕が生まれます。

■40坪台4LDKの広さの例(目安)
部屋の種類 広さの目安
LDK 約22〜24畳
主寝室 約6〜8畳
個室(3室) 約5〜6畳
※プランニングや非居室の大きさにより、目安の大きさとならない場合もあります

この他に、畳コーナーや土間収納、2か所のトイレ、ゆとりある洗面室やランドリールームなど、暮らしやすさを高める+αの設備を盛り込みやすいのが魅力です。

また、コの字型・ロの字型・中庭付きのプランなど、空間設計に個性を出しやすく、採光や通風といった快適性に配慮した設計もしやすくなります。デザイン性と機能性を両立した、自由度の高い住まいを実現できるでしょう。

4LDKの平屋の
間取り例を紹介!

限られた広さのなかで、工夫を凝らして4LDKを実現した事例をご紹介します。

主寝室と子ども部屋2室があり、L字型の開口をもつフレキシブルスペースを設けた間取り

主寝室と子ども部屋2室に、L字型の開口をもつフレキシブルスペースを設けました。このスペースは、開口部を閉じれば独立した個室として、開けばLDKと一体化したくつろぎ空間として活用できます。客間・ワークスペースなど、多目的に対応できる点が大きな特長です。

テーブルに花瓶や果物が並んでいる畳のリビング

また、主寝室には広めのW.I.Cを確保しており、限られた面積のなかでも収納力と居住性のバランスがとれた設計となっています。

平屋で4LDKの間取りを
考える時の5つのポイント

4LDKの平屋を快適に設計するには、広さだけでなく空間の使い方が重要です。ここでは、家事動線や収納、採光など、間取りを考える際に意識したい5つのポイントを紹介します。

家事動線を重視する

家事動線をよくすると、自然と必要な空間がコンパクトにまとまりやすくなります。とくに広い面積がとれない場合には、空間を有効利用しやすくなる点がメリットです。

たとえば、キッチン・洗面室・ランドリールーム・物干しスペースを一直線に並べた動線は、狭い間取りでも効率よく家事をこなせます。

バスルームへつながる洗面所と脱衣室

空間にゆとりがある場合は、それらを一巡できる回遊動線にすることで、移動のムダをさらに減らし、家族での同時利用にも対応しやすくなるのでおすすめです。

家族人数が多いと想定される4LDKでは、複数人が同時に使ってもストレスを感じにくい動線設計が、暮らしの満足度を左右します。

収納をおろそかにしない

ボックスや衣類や家電やバッグなどが置かれた小屋裏の収納スペース

4LDKの間取りでは個室の数が多くなるため、収納スペースが後回しになってしまうことがあります。

しかし、収納をおろそかにすると、モノが出しっぱなしになってしまい、室内が乱雑に見えがちです。かといってあとから収納家具を追加すると、せっかく確保した居室を圧迫し、後悔することになりかねません。

とくに家族人数が多い家庭では、衣類や生活用品が自然と増えるため、あらかじめ余裕ある収納計画が不可欠です。必要に応じて、ロフトや小屋裏収納などデッドスペースを活用すると、居室をスッキリ使える間取りが実現しやすくなります。

廊下なしの間取りにする

限られた面積のなかで効率よく空間を使うには、できるだけ廊下が少ない間取りが有効です。LDKを中心に、できるだけ多くの個室と直接つながる構成にすることで、「移動だけの空間」となりがちな廊下を省き、居住スペースを広く確保しやすくなります。

ただし、廊下をなくすことで部屋同士の距離が近くなり、「空間のクッション」がなくなるぶん、生活音が気になりやすくなる点には注意が必要です。壁の遮音性能を高める他、部屋と部屋の間に収納スペースを挟むなどの工夫もあわせて計画しましょう。

採光と通風に考慮する

大きな窓から緑の景色が広がる、明るい吹抜けリビング

平屋の4LDKは部屋数が多いため、真四角の形状にするとどうしても中央部分が暗くなり、風通しも悪くなりがちです。

そうした課題を解消するには、天窓や高窓、吹抜けといった「高所からの採光」を取り入れるのが効果的です。視線が抜けることで空間のひろがりも感じられます。

面積に余裕がある場合は、中庭を囲むコの字型やロの字型の間取りを検討するのもおすすめです。建物の内側にも自然光や風が届くようになり、家全体に明るさと快適さが生まれます。

可変性を高めておく

家族構成やライフスタイルは時間とともに変化するモノです。そのため、あらかじめ可変性を備えた間取りにしておくことで、「使わない部屋」が発生しにくくなります。

たとえば、子ども部屋として使う空間を、将来的に書斎や収納スペースに転用できるような位置や設計にしておくと、永く快適に暮らせます。

また、「変えられる前提」で部屋をつくるなら、耐力壁(構造を支える壁)を避けておくのもポイントです。将来の間取り変更がしやすくなり、家族の変化にあわせて柔軟に対応できる住まいが実現します。

\POINT/
セキスイハイムのボックスラーメン構造は、建物を柱と梁で支えるため、柱と柱の間に耐力壁や筋交い(斜めに設置する補強材。ブレースともいう)が不要です。

そのため、将来的に間取りを変更したい場合も、比較的自由にリフォームしやすいのが特長です。

4LDKの平屋の検討時に
よくある質問

ここでは、4LDKの平屋についてよくある質問に答えるかたちで、設計のヒントや注意点を解説します。

トイレは2つ必要?

4LDKの平屋でトイレを2つ設けるかどうかは、家族の人数や住まいの広さに応じて判断するのが基本です。

4人以上の家族で暮らす場合、朝の支度時間の混雑や来客時の使い分けを考えると、広さに余裕があるなら2か所あると安心です。掃除の手間は増えますが、生活の快適性は大きく向上します。将来、子どもや親との同居などで二世帯化した場合にも、2つあることが大きなメリットになる場面もあるでしょう。

一方、家族人数が減ることを想定するなら、1つでも十分と感じるかもしれません。トイレの数については、ライフステージの変化や予算とのバランスもふまえたうえで、柔軟に検討することが大切です。

各部屋の音漏れ対策はどうすればいい?

4LDKの平屋では、部屋数が多くなるぶん、寝室・子ども部屋・LDKなどが近くなりやすいため、互いの生活音が干渉しやすくなる点に注意が必要です。

延床面積が広くスペースに余裕があるなら、部屋と部屋の間に収納を挟んだり、廊下を設けたりする方法が効果的です。難しければ壁の遮音性能をできるだけ高めておきましょう。音漏れしやすい引き戸を避け、遮音性能が高いタイプのドアを選ぶのも有効です。

4LDKの平屋を建てるのにいくら必要?

4LDKの平屋は部屋数が多く、延床面積も広くなる傾向があるため、その分建築費用も比例して高くなりがちです。

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、2023年度の注文住宅における平均建築費(本体工事費+付帯工事費)は、約3,861万円(税込)でした。住宅面積の平均は約36坪(約119.5㎡)となっており、これを坪単価に換算すると約107万円(税込)となる計算です。

坪数 建築価格の目安
30坪(約100㎡) 3,210万円(税込)
35坪(約115㎡) 3,745万円(税込)
40坪(約132㎡) 4,280万円(税込)
※「フラット35利用者調査」のデータをもとに試算した目安です。必ずしもセキスイハイムでの建築費を示すモノではありません。各種条件により建築価格は変動します。

ただし、これは平屋だけでなく2階建て以上の住宅も含めた平均値であり、平屋の場合は基礎や屋根の面積が広くなるため、同じ延床面積でもやや割高になる傾向があります。

さらに、家づくりには建築費の他にも土地の仲介手数料、金融機関への保証料、保険料、登記費用などの諸費用がかかります。資金計画を考える時には、これらを含めて検討することが大切です。

まとめ

白い椅子とテーブルが配置され、周囲に緑豊かな庭が広がっているウッドデッキ

4LDKの平屋を実現するには、30坪以上の延床面積を確保するのが一つの目安です。そのうえで、限られた空間を最大限に活かすには、間取りや家事動線、収納の工夫が欠かせません。

また、家族構成やライフステージの変化に対応できる可変性のある設計にしておくことで、永く快適に暮らせる住まいになります。

セキスイハイムでは、オンラインで間取りの相談や見積もりの申し込みも可能です。ぜひ活用して、自分たちにぴったりの住まいを検討してみてください。

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