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プレスリリース

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—2020年に政府が普及を目指すゼロエネルギー住宅を先取りする健康・安心な住まい—
セキスイハイムの“未来基準の家” 『ミライ・クラス』シリーズを発売

  • ■ 「高断熱仕様」「HEMS」など 先進の省エネ・創エネ技術を搭載し、エネルギー収支ゼロを実現
    ■ 業界最高レベルで花粉や大気汚染微粒子の侵入を抑制する換気システムを標準搭載
    ■ 万が一の非常時に安心な耐震性と蓄電システムの標準化

2013年6月20日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:髙下貞二)は、2020年までに政府が普及を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」仕様を標準化した上で、毎日の「キレイな空気」と万一の「非常時の安心」を備えた先進性の高い“未来基準の家”『ミライ・クラス』※1シリーズを、7月1日(月)より全国(北海道、沖縄、本州の一部積雪・寒冷地域を除く)で発売します。
 当社では2012年4月に大容量太陽光発電システム(以下PV)、コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム(以下HEMS)「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池(以下蓄電システム)「e‐Pocket(イーポケット)」の3点セットを搭載した「進・スマートハイム」を発売するなど、省エネや創エネ性に優れた住宅供給※2に注力してきました。
 今回発売する『ミライ・クラス』シリーズは、この「進・スマートハイム」をベースに、断熱性能の一層の強化や高効率な設備機器の積極的な利用を図ることで、エネルギー収支のゼロを実現します。加えて近年社会問題化している大気汚染等を踏まえ、業界最高レベルの空気清浄性能のフィルターを備えた換気空調システム「快適エアリー(鉄骨系)」・「空気工房(木質系)」を標準搭載し、健康的な生活をサポート(空気ストレスゼロへ)。さらに、耐震性の高い構造と蓄電システムの標準化により、万が一の災害での停電による不安で不便な生活を緩和(地震時の不安ゼロへ)します。
 なお、『ミライ・クラス』シリーズは「平成25年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」の補助金制度に対応可能な住宅となっています。


※1商品名「ミライ・クラス」は、未来の暮らしを先取りする未来基準(class)の家という思いを込めています。
※2ソーラー住宅建設棟数(124,413棟、2012年12月末日)については、昨年に引き続きギネス世界記録TMに認定され(ギネス世界記録TMはギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です)、HEMSの搭載20,000棟、蓄電システムの搭載4,000棟と併せ、業界ナンバーワンの搭載実績を有しています。

『ミライ・クラス』シリーズの特長

1.「高断熱仕様」「HEMS」など 先進の省エネ・創エネ技術を採用し、エネルギー収支ゼロを実現

『ミライ・クラス』シリーズは2階建て鉄骨系住宅「ハイム(パルフェシリーズなど)」と木質系住宅「グランツーユー」で展開します。「ハイム」では、断熱性を北東北地域の次世代省エネ基準(Ⅱ地域、Q値=1.9W/㎡K)以上、「グランツーユー」は北海道の同基準(Ⅰ地域、Q値=1.6W/㎡K)の高い断熱性に設定。さらに、HEMS、LED照明、高効率エアコン、エコキュートなど高効率な設備機器の採用で省エネ性を高めて消費エネルギーを大きく削減。残りの消費エネルギーをPVによる創エネにより相殺し、住宅のエネルギー収支ゼロを実現します。

2.業界最高レベルで花粉や大気汚染微粒子の侵入を抑制する換気システムを標準搭載

 『ミライ・クラス』シリーズでは、近年社会問題化している大気汚染等を踏まえ、高性能フィルター一体型の換気システムを装備した「快適エアリー(鉄骨系)」「空気工房(木質系)」を標準搭載します。換気システム内に3層構造のフィルターが組み込まれ、花粉では99.9%以上、「PM2.5」については2.5μmの粒子であれば99.9%、0.2μmの粒子でも80.2%以上を捕集可能で、換気による室内への汚染物質侵入を抑制し、家族の健康的な生活をサポートします。

3.万が一の非常時に安心な耐震性と蓄電システムを標準化

 鉄骨系住宅「ハイム」の構造躯体は、ハイブリッド耐震構造「ガイアス」を採用しており、構造体と高性能外壁によって品確法耐震等級の最高ランクを実現します。また木質系住宅「グランツーユー」は、2×4工法より骨太な構造材を採用した2×6工法で、いずれも実大耐震実験による高い耐震性能を確認しています。これら頑強な構造躯体と蓄電システムにより、停電時でも電力を確保でき、大規模な災害が発生してもお客様に安心・安全な暮らしをサポートできるようにしています。

■開発の背景

 地球温暖化の一因となる二酸化炭素(CO2)などの地球温暖化ガスの排出量削減が全世界的な課題となる中、日本においてもその削減は重要な課題となっています。とくに民生部門は、我が国の最終エネルギー消費の約3割を占め、このうち住宅部門は約13%を占めるとされています。民生部門は現在もエネルギー消費量が増加していることから、住宅・建築物の省エネルギー化の強化は非常に重要と位置づけられています。一方、東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故は、我が国のエネルギー事情を大きく転換させる出来事で、太陽光など再生可能エネルギーの活用も含め、低炭素・循環型のエネルギー消費社会に急速に転換するための契機となりました。
 そうした環境下で、政府は住宅のゼロエネルギー化を推進する目的から2020年を目標に、一次エネルギー消費量を概ねゼロとする「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」を標準的な新築住宅とすることを表明しています。
 当社では大容量PV+HEMS「スマートハイム・ナビ」+蓄電システム「e‐Pocket(イーポケット)」の3点セットによる「進・スマートハイム」を発売するなど、環境・エネルギー分野における社会的貢献への積極的な取り組みを進めてきましたが、今回『ミライ・クラス』シリーズを商品化するのは、太陽光発電システムやHEMS、家庭用蓄電池などスマートハウス分野で業界をリードする企業としてさらに社会的責任を果たすためと考えています。


[ZEH]
ネット・ゼロ・エネルギー住宅の略。開口部や外壁の断熱化、設備機器の省エネ性能の向上や太陽光等の再生可能エネルギーの活用などを通じて、一次エネルギーの年間消費量を極力削減し、ゼロあるいはプラス供給を可能にする住宅のこと。
[一次エネルギー/二次エネルギー]
石油・石炭等の化石燃料、原子力の燃料であるウランなど自然から直接得られるエネルギーが一次エネルギー。石油・石炭等の原料を加工して得られるエネルギー(電気など)を二次エネルギーという。

■『ミライ・クラス』シリーズの特長

1.「高断熱仕様」「HEMS」など 先進の省エネ・創エネ技術を採用し、エネルギー収支ゼロを実現

 『ミライ・クラス』シリーズは2階建て鉄骨系住宅「ハイム」(パルフェシリーズなど)と、木質系住宅「グランツーユー」2商品系統で展開します。
 鉄骨系「ハイム」では、性能の高い断熱材を使用するとともに、エネルギーロスの大きい開口部には樹脂サッシ又はアルミ樹脂複合サッシを採用して北東北エリアの次世代省エネ基準(Ⅱ地域、Q値=1.9W/㎡K)に断熱性能をアップしています。
 木質系「グランツーユー」は外壁に2×4工法の1.6倍の厚さの断熱材を充填できる2×6工法のメリットを活かし、北海道の次世代省エネ基準(Ⅰ地域、Q値=1.6W/㎡K)の高い断熱性を標準設定しています。
 これら建物自体の高い省エネ性に加え、HEMS、LED照明、高効率エアコン、エコキュートなど効率の高い設備機器の積極採用により住宅の消費エネルギーを大きく削減します。残った消費エネルギーは太陽光発電による創エネとの相殺で、エネルギー収支ゼロ以下を実現し、政府が2020年に目差すゼロエネルギー住宅の普及に貢献します。


[参考]『ミライ・クラス』シリーズは以下のような仕様となります。
①鉄骨系住宅「ハイム」の場合
・断熱材は、次世代省エネⅡ地域仕様に仕様をグレードアップ
・開口部は、樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシを使用
・玄関ドアは、断熱性の高いドアを標準採用
・高効率エアコン、エコキュート、LED照明、快適エアリー(熱交換換気)の採用
・太陽光発電システムとHEMS「スマートハイム・ナビ」の搭載
・蓄電システム「e‐Pocket(イーポケット)」の搭載
②木質系住宅「グランツーユー」の場合
・断熱性能は、北海道の次世代省エネ基準であるQ値1.6W/㎡Kに標準仕様で対応
・高効率エアコン、エコキュート、LED照明、空気工房(熱交換換気)の採用
・太陽光発電システムとHEMS「スマートハイム・ナビ」の搭載
・蓄電システム「e‐Pocket(イーポケット)」の搭載

2.業界最高レベルで花粉や大気汚染微粒子の侵入を抑制する換気システムを標準搭載

 近年社会問題化が進む、PM2.5、花粉、黄砂、ハウスダストなど空気中に含まれる有害物質は、健康に影響を及ぼす恐れがあると指摘されています。これらの有害な物質は今後も我々の生活に影響を及ぼし続けることが予測されます。
 『ミライ・クラス』ではこのような社会状況を踏まえ、業界最高レベルの高性能フィルター一体型の換気システムを装備した「快適エアリー(鉄骨系)」「空気工房(木質系)」を標準搭載しています。換気システム内には3層構造のフィルターが組み込まれ、花粉では99.9%以上、「PM2.5」については2.5μmの粒子であれば99.9%、0.2μmの粒子でも80.2%以上を捕集可能で※、換気による室内への汚染物質侵入を抑制。家族の健康的な生活をサポートし「空気ストレスゼロ」を目差します。


※1:フィルターのメンテナンスは2、3ヵ月に1度、プレフィルターに掃除機をかけるだけです。除塵フィルター、NO2フィルターは性能確保するために5年1度の交換が必要(有償)です。
※2:大気塵10μm以上(花粉粒径)での計数抱による捕集率測定結果(東レ㈱調べ)。窓の開閉や衣服に付着して室内に進入する花粉は対象となりません。また本システムは花粉症の治療や改善を目的としたものではありません。
※3:環境省データにより黄砂粒径からの推定値(当社調べ)。
※4:試験室内での除去率測定結果(東レ㈱調べ)

3.万が一の非常時に安心な耐震性と蓄電システムを標準化

 キスイハイムは鉄骨系・木質系住宅ともに、工場生産による強靭なユニット構造が特徴で、品確法上の耐震等級最高ランク3・3・2を実現する耐震性を有しています。
鉄骨系住宅「ハイム」の構造躯体は、ボックスラーメン構造の躯体と高性能外壁によって高い耐震性を実現したハイブリッド耐震構造「ガイアス」を採用。また木質系住宅「グランツーユー」は、2×4工法より骨太な構造材を外壁に使用した2×6工法により、高い耐震性を確保しています。
 また、万が一の大地震等の災害による停電時には、PVと連係した蓄電システムによって自動で系統電力から蓄電池に電力が切り替わって供給されるため、お客様は複雑な操作や暗がりでの作業をすることなく、スムーズに生活を続けることができます。蓄電システム(5.53kWh)は最大1500㍗の電力が使用でき、「地震時の不安ゼロ」をサポートします。

 停電の時には蓄電システムから電力を自動復旧し、日中はソーラーで発電する電力を利用します。冷蔵庫やテレビも使え、暮らしへのダメージを防ぎます。余った電力は蓄電システムに充電しておくことで、夜も電力を使えます。

*電力復旧対象は事前に計画されていた部屋及び電気機器に限られます

「ミライ・クラス」シリーズモデルプランと一次エネルギー収支について

総延床面積:132.31㎡
2F:64.58㎡
1F:67.73㎡

■販売価格と販売目標

販売価格: 3.3㎡65万円台から
販売目標:2013年度 1,000棟、2014年度2,000棟を計画

“未来基準の家”『ミライ・クラス』シリーズ

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