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プレスリリース

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—再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用—
太陽光発電付き賃貸住宅の強化について

  • ■10kW超のPVを搭載することで収益性拡大
    ■余剰売電や複数プランの組み合わせも可能に

2012年7月23日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は、10kW超の太陽光発電システム(以下PV)を搭載する賃貸住宅の新提案『BIGソーラー』(ビッグソーラー)を7月24日(火)より全国(沖縄・積雪地域除く)で展開します。7月からスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して、大容量太陽光発電付き賃貸住宅の強化を図るものです。

当社は1997年から戸建て住宅への太陽光発電搭載を進めて参りましたが、昨年末にその建設棟数は10万棟を超え、業界No.1の実績を誇ります。今年2月に「ソーラー住宅建設棟数No.1」として、ギネス世界記録™に認定されました。賃貸住宅の分野においては3年前から差別化の一環として本格的に搭載を開始。当社の賃貸住宅の主力商品はフラット屋根のためPV搭載のスペースを確保しやすく(2011年度は平均8.4kWを搭載)、入居者様にとっては光熱費削減、オーナー様にとっては余剰電力の売電収入獲得といったメリットを提供できることが好評で、2011年度は採用率80%に迫っています。

この度、家賃だけではなく「屋根」も使った新しい賃貸経営でオーナー様の長期安定経営と収入の拡大を図るべく、10kW超のPVを搭載する新提案『BIGソーラー』を積極的に展開します。

新提案『BIGソーラー』の特徴

1.10kW超のPVを搭載することで収益性拡大

(1)不動産収入に売電収入をプラスしたハイブリッド経営を提案。
(2)「全量買取」の魅力を引き出すよう屋根全面PV設置も可能に。

2.余剰売電や複数プランの組み合わせも可能に

(1)余剰売電として入居者様に配分(入居者光熱費大幅削減プラン)
(2)『BIGソーラー』ならオーナー様と入居者様に配分も可能に。

■新提案の背景

太陽光や風力,水力、地熱などの自然エネルギーで生み出された再生可能エネルギーの拡大とそれによるエネルギー自給率を高めるとともに、CO2排出量の大幅削減を目指し、電力会社が一定期間一定価格で買い取ることを義務づける「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が7月からスタートしました。この制度では10kW以上のPVによる発電電力の買取価格が2012年度は1kWhあたり42円(40円+税)、また買取方法も「20年間全量買取」が利用できるようになり、PVを大容量化することで売電収入の増額が期待できます。このような新制度の登場が『BIGソーラー』提案の第一の背景となります。

二番目の背景は賃貸住宅市場において空室率が高まっており、それ故、差別化を打ち出す必要があることです。大容量PVで発電される電力を入居者様の住戸に配分することも可能です。入居者様は光熱費削減メリットを享受でき、満足度は高く、長期入居につながるケースが多くなります。全量買取の場合でも、オーナー様が大容量PVからの売電収入を共益費削減など入居者メリットに置き換えることで、結果的にオーナー様の長期安定経営を支えることが可能となります。

■『BIGソーラー』の特徴

1.10kW超のPVを搭載することで収益性拡大

セキスイハイムグループでは、戸建て住宅を中心にPV搭載住宅の建設棟数は累計10万棟を超える実績を有しています。これは業界トップの実績であり、ギネス世界記録™の認定を受けています(2011年12月時点で105,885棟)。このPVを積極的に搭載する姿勢は賃貸住宅「レトアシリーズ」でも同様。フラット屋根を主力とする特性から、大容量PVの搭載も積極的に推進し、2011年度は平均8.4kWを搭載しています。工場生産のユニット工法による品質や耐震性の高さなどハード面に加え、子どもが賢く育つ家「かげやまモデル」に代表されるソフト提案などを盛り込むことで「ロングバリュー賃貸住宅」として展開してきました。

『BIGソーラー』は、そうした高い品質と性能を備える「レトア」シリーズにおいて、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して10kW超のPVを搭載する賃貸住宅です。10kW超のPVを搭載しオーナー様が全量売電する場合、買取価格が1kWhあたり42円(40円+税、2012年度)、買取期間も倍の20年となったことを受け、オーナー様にとって収益力の最大化を図るモデルと位置づけています。まさに賃貸経営は「部屋(賃料収入)+屋根(PV売電収入)」の『ハイブリッド経営』時代を迎えたといえます。

これまで一部商品では全面設置できなかったPVですが、「全量買取」の魅力を引き出せるよう、全商品で全面設置を可能に(今年10月以降対応)。さらにきめ細やかな提案を行うことで、オーナー様はもちろん、入居者様にとってもより満足度の高い賃貸住宅を目指します。

<全量売電:オーナー様還元型>
発電した電力をオーナー様が全て売電。契約はオーナー様と電力会社の間で交わされ、家賃+売電のダブル収入で収益性を拡大できます。買取期間は20年でJ-PECの補助金は使えません。

2.余剰売電や複数プランの組み合わせも可能に

経営方針や敷地条件に合わせ、上記以外にも複数の売電プランを用意しています。

<余剰売電:入居者様還元型>
入居者様と電力会社による契約形態。発電した電力の全てを入居者世帯に振り分けて提供し、入居者様は使った分以外の余剰電力を売電できるため光熱費を大幅削減することが実現できます。これにより家賃のアップも可能となります。買取期間は10年でJ-PECの補助金が使えます。

<余剰売電:オーナー様還元型>
オーナー様と電力会社による契約形態。発電した電力を共用部や隣接するオーナー様宅で使用し、残りをオーナー様が売電。この場合は10㎾未満であればJ-PECの補助金が使えて光熱費削減が可能となります。買取期間は10年

以上に代表されるような売電プランにより、そこから得られる収益を物件の修繕積立金、リフォームや最新設備導入による収益性の向上、さらには2棟目の賃貸住宅や自宅の建て替え資金の一部とするなど、10年後、20年後を見据えた余裕ある計画が立てられます。

また『BIGソーラー』なら余剰売電の入居者様還元型とオーナー様還元型といった異なるプランの組み合わせも可能となります。新制度の開始を受けて、新たなPV付き賃貸住宅の可能性をセキスイハイムは追求していきます。

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