自分らしく、楽しく暮らしに取り入れる 「利き脳」片づけ術

テレビや雑誌で「片づけ術」が取り上げられる機会が増えています。一人暮らしなら、「不要なものを捨てる」というシンプルな整理の仕方もありますが家族がいたり、ましてやお子さまがいると、そう簡単にはいきませんよね。今月のハイムカフェがご提案するのは、「家族で楽しみながら取り組む片づけ術」です。あなたや家族の性格やクセがわかる「利き脳」の考え方を取り入れれば片づけタイムが、家族のコミュニケーションの時間に変わります。

特集 楽しく、心地よく暮らすための「ライフオーガナイズ」という考え方。

「ライフオーガナイズ」とは、1980年代後半にアメリカで生まれたノウハウを日本人向けにアレンジした考え方です。ルール通りに物を片づける前に、自分の思考や感情を整理して、「どんな生活を送りたい?」「いちばん大事なものはなに?」と問いかけ、自分の行動パターンやクセを知ることで、自分、そして家族それぞれに合った仕組みを作ります。

行動パターン、脳のクセが分かる!?「利き脳」をチェック!

「利き脳」は指組み、腕組みをして下になる指や腕でチェックします。これによってあなたがどのように物事をインプットして、アウトプットをしているかが分かります。

(1) 指を組んでインプット脳をチェック!

両手の指を組んでみましょう。
組んだ時に親指が下にきたほうの手が・・・

両手の指を組んでみましょう。

右手であれば「右脳タイプ」 左手であれば「左脳タイプ」

(2) つぎに腕を組んでアウトプット脳をチェック!

両腕を組んでみましょう。
組んだ時に下になる腕(胸に近い腕)が・・・

両腕を組んでみましょう。

右腕であれば「右脳タイプ」 左腕であれば「左脳タイプ」

*左脳タイプは文字や数字の情報に強く、情報収集能力や分析力が高い論理型。
*右脳タイプは絵や書に対する感性が鋭く、直感やイメージで物事を捉える感覚型。と言われます。
これによって「右右脳タイプ」「左右脳タイプ」「右左脳タイプ」「左左脳タイプ」の4つに分けられます。

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ご家族みんなで「利き脳」をチェックして、それぞれに合った「片づけ術」を見つけてみましょう。

指組み⇒右の親指が下 腕組み⇒右腕が下 右右脳タイプ 

Game !

<基本的な傾向>

・情緒豊かで表現力に富む
・音楽や芸術面に明るい
・興味がないと継続しにくい
・お調子者と言われることも

<このタイプの片づけ術>

面倒なことが大嫌いなタイプなので、パッと出せて、パッとしまえる「ワンアクション収納」がおすすめです。見た目も重視するため、収納グッズは気に入って使えるおしゃれなものを。タイマーを使ってゲームのように片づけるなど、遊びの要素を取り入れると楽しめるでしょう。

指組み⇒右の親指が下 腕組み⇒左腕が下 右左脳タイプ 

Smart !

<基本的な傾向>

・何でも自分で決めたい完璧主義
・自己プロデュース能力が高く、デザインセンスがある
・「最新」「限定」に弱い
・意外と頑固

<このタイプの片づけ術>

全体のイメージをしっかり持ち、それに合わせて細部の計画を立てることができるタイプです。引出しの中など見えないところの収納は左脳の特性を生かして仕分けして並べたり、物の配置をするインプットのシーンでは右脳の特性を生かして、全体を見渡せるようにするとよいでしょう。計画を立てて実行することで達成感を楽しめそうですね。

指組み⇒左の親指が下 腕組み⇒左腕が下 左左脳タイプ 

Falling !

<基本的な傾向>

・何ごとにもリスクを考えた慎重派
・結果より過程を重視する傾向
・シンプルな見た目、内容が好き
・機能性と合理性を優先

<このタイプの片づけ術>

機能性を重視するタイプなので、使うものは使用頻度順に使う場所に近くに置くなどルールをつくって片づけましょう。生活のしやすさと、中身の見える化をポイントにして、物を置くエリアを決めて、ラべリングをするなどの仕分けをしてください。規則正しく、美しくという状態をキープできると、毎日が楽しくなります。

指組み⇒左の親指が下 腕組み⇒右腕が下 左右脳タイプ 

Display !

<基本的な傾向>

・マイルールを持っている
・外見よりも中身を気にする
・被害妄想に陥りがち
・意外と立ち直りが早い

<このタイプの片づけ術>

細かい分類や煩雑な作業が苦手なタイプなので、マイルールで簡単に収納する方法がベストです。興味があったり使用頻度の高い物は、どこに置いてもOK。逆に興味がない物に関しては、一度しまい込むと忘れてしまうので見える場所を確保しましょう。「見える化」することによって忘れていた大切な物を再び活用できるようになると楽しいですね。

「利き脳」は置かれている環境や職業によって右脳タイプと左脳タイプどちらかに強く影響が出るなど、後天的な脳タイプもあります。
また、右脳タイプでもトレーニングによって片づけが得意になった人、左脳タイプでも自分に合った片づけ方が見つかっていない人など人それぞれです。自分のタイプに縛られずに、家族みんなで片づけをするためのきっかけにしてみてください。

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実践!家族で「利き脳」片づけコミュニケーション!

小さなお子さまがいるなら・・・ 「利き脳」を育てる!

「利き脳」のタイプが表れるのは6〜7歳のころと言われています。まだ小さなお子さまに対しては、利き脳が表れる前に「片づけは楽しいもの!」という印象を持たせましょう。たとえば、ぬいぐるみなら「くまさんはここでおねんね」などと楽しんだり、想像力を膨らませてあげることが大切です。

たとえば、やる気のない片づけベタの「右脳タイプ」のパートナーに!

夫婦で片づけをする時間を楽しみましょう。片づけベタの「右脳タイプ」の方には、「こんなきれいな家にしたい・・・」「こんなインテリアってすてき」など、感覚的な部分をくすぐってあげるとやる気がアップします。
お子さまと一緒に片づけをするなら、「右脳タイプ」には無理強いさせずに、ゲーム的要素をプラスして楽しみながら。「左脳タイプ」には、「維持する喜び」を感じてもらうことがおすすめです。

「片づけ」は掃除ではなく、パートナーと住まいの夢を実現する手段、お子さまとのコミュニケーションのひとつ、と考えると積極的に楽しむことができます。
理想の住まいと家族みんなの笑顔のために、ぜひ、暮らしに取り入れてみてください。

セキスイハイムの「かげやまモデル」は家族のコミュニケーションをサポートする住まいです。

かげやまモデルとは、セキスイハイムがかげやまひでお先生とのコラボレーションによって子どもたちの学力向上ややる気、自立心を育む住まい環境を構築し、子育て住宅の在り方をより具体的形にした住まいです。 お子さまの整理整頓のしつけにも効果的な収納など細やかなポイントにもこだわっています。

監修:ライフオーガナイザー 高原真由美
監修:ライフオーガナイザー 高原真由美

一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会 代表理事
株式会社ライフオーガナイズ 代表取締役
1969年徳島県生まれ大阪在住。株式会社高島屋で富裕層専門インテリアコーディネーターとして12年間で600件を超える物件を手がけ、年間2億を売り上げるトップセールスとなる。その中で「片付け・整理」に悩む多くの顧客の存在に気付き、最小限の労力で最大限の成果をあげるための整理収納法の調査研究を開始。
アメリカの整理のプロである「プロフェッショナル・オーガナイザー」という職業に出会い、その知識と技術を日本に普及すべく、2008年12月に一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会を設立。2009年4月末、高島屋を退職し正式に起業、ライフオーガナイザー資格認定制度を開始する。著書に「利き脳片づけ術」(小学館)など多数。

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