
【Q値】
- 「熱損失係数」のことで、住まいの保温性能を示すめやすの値です。単位はW/m2K。室内外の温度差が1℃の時、家全体から1時間に床面積1㎡あたりに逃げ出す熱量のことを指し、数値が小さければ小さいほど、保温性が高く、居住性能がよいとされています。
省エネ法第73条に基づいて規定された省エネ住宅の基準「次世代省エネルギー基準」(平成11~20年告示)Eでは、2.7W/m2K(東京などの4地域)が基準値です。
【C値】
- 住宅の気密性を表し、「隙間相当面積」と呼ばれています 。単位はcm2/m2。これは、床面積1m2当たりにつき、どれくらいの隙間があるかを示す値です。数値が小さいほど隙間がなく性能のよい住宅となります。住宅の気密性は、建物、間取り、設計などの条件がそれぞれ異なるため、1棟ごとに実測して出します。
省エネ法第73条に基づいて規定された省エネ住宅の基準「次世代省エネルギー基準」(平成11~20年告示)では、5c㎡/㎡(東京などの4地域)が基準値です。
【K値】
- K値は、熱貫流率の値です。単位は、W/(㎡・K)。建物外皮の各部位から熱の貫流によって損失する熱量は、各部位の熱貫流率によって求められます。窓など開口部のK値はサッシメーカーのカタログなどに表記されていることも多く、数値は大きいほど、熱を伝えやすいことを示しています。
アルミサッシとシングルガラス(3mm)による一般的なK値は、6.0 W/(㎡・K)といわれています。
【次世代省エネルギー基準】
- 日本の住宅の省エネルギー性を高めるために、断熱や気密、冷暖房に関する基準を定められた基準です。「住宅に係る建築主等および特定建築物の所有者の判断基準」と「設計、施行及び維持保全の指針」の2つからなる基準で、通称「次世代省エネルギー基準(平成11年省エネルギー基準)」と呼ばれています。
二酸化炭素の排出を抑えて、地球温暖化対策に貢献するために設けられました。住宅金融公庫の融資では、基準を満たすと、最も低い基準金利を適用されたり、一定額の割増融資が受けられます。
【グラスウール】
- 断熱材は大きく分けて無機繊維系、発泡プラスチック系、天然素材系の3つに分けられます。グラスウールは、無機繊維系断熱材の一種で、ガラスを繊維状にしたもの。軽くて、加工しやすく施工性に優れています。また燃えにくく、白蟻がつきにくく、しかもほかの断熱材に比べて安価という利点があります。繊維が細く、密度が高い高性能グラスウールほど断熱性が高くなります。またグラスウールは吸音性、防火性にも優れています。
【Dr値】
- 上下階の遮音性能を表す値です。数値が大きいほど空気伝播音を遮断する性能が高いことを示します。
日本建築学会による戸建ての適用等級1級は、Dr-40です。
【Dm値】
- 遮音性を表す値です。数値が大きいほど遮音性が高いことを示しています。
間仕切り壁では、Dm-35が高遮音といわれています。
【Ts値】
- 遮音性能の内、サッシの遮音性を示すTs値。サッシメーカー取得の性能値で、数値が大きいほど遮音性が高いことを示しています。空港周辺などでは、Ts-25以上の製品が使用されています。
【LAW値】
- 遮音性能の内、上下階の床の衝撃音を表すのが、LAW値です。数値が大きいほど遮音性が高いことを示しています。LAW-60で優れた遮音性能を発揮します。
【gal】
- gal(ガル)は地震の揺れの強さを表すのに用いる加速度の単位です。1galは毎秒1cmの割合で速度が増す(加速度)事を示しています。地震の揺れは、地面に水平に縦、横(南北、東西方向)と上下方向の3方向で解析されますが、これらすべてを合成して算出されたものを最大加速度としています。阪神・淡路大震災は、818galでした。
【基礎】
- 建物の荷重を支える地面に接した部分を基礎といいます。
基礎は通常、鉄筋コンクリート造です。建物の大きさ・構造により異なりますが、主な3種類は、 杭を打ち込んで建物の荷重を支える「杭基礎」、建物全体の下にコンクリートの版を造って建物を支える基礎「ベタ基礎」、軟弱な地盤以外木造住宅の場合は一般に使用されている、帯状に連続しているコンクリートの基礎「布基礎」です。
基礎がしっかりしていると地震など災害に強い、安心して暮らせる住まいをつくることができます。
反対に基礎が悪いと、不同沈下を起こしたり、家そのものが崩れやすくなります。建築では重要な部分の一つです。
【品確法】
- 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の略称です。消費者が安心して良質な住宅を取得できるように、住宅生産者などの共通ルールのもとで、より良質な住宅供給を実現できる市場の条件整備を目的に制定されました。「住宅性能表示制度」と「瑕疵担保期間の10年義務化」の2つの制度が1つにまとめられています。
品確法の耐震等級3は、建築基準法の1.5倍の高い耐震性です。
【F☆☆☆☆】
- Fフォースターは、ホルムアルデヒド発散等級の最上位規格の建材です。F☆☆☆☆と表示されている建材や内装材だけが、建築基準法によって使用量が制限されません。
ホルムアルデヒド発散等級とは、住宅性能表示制度により、居室の内装仕上げ材や換気扇が設置されていない天井裏等の下地材などに使用されている特定建材からの、ホルムアルデヒドの発散量の少なさを示す等級。等級1~3で表示され、等級3はJIS(日本工業規格)またはJAS(日本農林規格)のF☆☆☆☆等級以上に相当します。
【VOC】
- volatile organic compounds (揮発性有機化合物)の略称です。COXは、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称です。トルエン、キシレンなど、住まいの内装に使用される接着剤に含まれるシンナー系の物質です。
人体への影響としては、頭痛やめまいの原因になるほか、中核神経や肝臓・腎臓機能障害、発ガン性を有することなどが報告されています。
【ホルムアルデヒド】
- 合板、壁紙に用いられる合成樹脂、接着剤などに使用されている物質で、住まいでは家具や壁などから空気中に放出されることがあります。低濃度でも人体に悪影響を及ぼします。
人体への影響は、「目がチカチカする」「喉が渇く」「皮膚に発疹ができる」「ストレスがたまりやすくなりイライラする」など。発ガン性も高いといわれています。
「シックハウス症候群」の原因物質のうちの一つとして知られ、厚生労働省は、ホルムアルデヒドの室内濃度指針値 を0.08ppmに設定しています。
【第一種換気システム】
- 第一種換気とは、給排気とも機械ファンによって強制的に行う換気です。温度による能力変化がなく、安定した換気が可能です。第一種換気の多くは、熱交換により排気の熱を回収する熱交換方式などを組み込みやすくなっています。これには、部屋の暖気を逃がさないで空気を交換できるというメリットがあります。
【第三種換気システム】
- 排気型換気システムは、排気は換気ファンで強制的に行い、給気に換気口を用いる換気方法です。
主にトイレや洗面所などの排気箇所から空気が外に排気され、給気は居間や寝室などの給気口から行われます。
給気口は、壁についているタイプや、窓に換気スリットがついているタイプなどがあります。各居室に取り付けられた給気口から取り込んだ外気を、アンダーカットなど、通気口を設けたドアや襖などを通して家全体に流通させて、ホールやサニタリーなどの換気ファンから排出。全体換気が行われます。
第一種換気と比較して、システムが単純で電気代も安く、施工も容易なので初期投資コストがあまりかかりません。
【3R】
- スリーアールとは、「リサイクル(Recycle)・リユース(Reuse)・リデュース(Reduce)」 のこと。リサイクルは、再利用することですが、廃棄物を「燃料」として利用する「サーマルリサイクル」と廃棄物を「材料」にして、別の製品を作る「マテリアルリサイクル」の2種類があります。
リユースは、不要なものをもう一度利用すること。機能を復活させてもう一度利用することで、エネルギーの使用や環境汚染は最小限になります。
リデュースは、捨てること自体を見直すこと。不要なものは買わないようにし、ゴミの量を減らすもっとも効果的な考え方です。
環境問題を考えるときのキーワードです。
【LCC】
- ライフサイクルコスト(Life cycle cost)の略称です。
住宅を建設して入居してからその家に住み続ける限りの期間を通じて必要な費用のことです。光熱費など、住宅に関わる全ての費用を合計したものを指します。
【長期優良住宅】
- 長期優良住宅は、「長期優良住宅普及促進法」に適合する住宅のことです。
「長期優良住宅普及促進法」の目的は、「住宅を長期にわたり使用することにより、住宅の解体や除却に伴う廃棄物の排出を抑制し、環境への負荷を低減するとともに、建て替えによる費用の削減によって、国民の住宅に対する負担を軽減し、より豊かで、より優しい暮らしへの転換を図る」こと。
長期優良住宅としては、構造躯体の劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性などの性能が、国土交通省が定めた基準をクリアすることが求められています。
また長期優良住宅を取得した際は、住宅ローン控除など税制面などでの優遇措置も設けられています。
【CASBEE】
- キャスビーは、“Comprehensive Assessment System for Building Environment Efficiency” の略称で「建築環境総合性能評価システム」のこと。
国土交通省が主導して、(財)建築環境・省エネルギー機構内に設置された委員会によって開発された建築物の環境性能評価システムです。評価対象となるのは、日本国内の新築・既存建築物です。
地球環境・周辺環境にいかに配慮しているか、ランニングコストに無駄がないか、利用者にとって快適かなどの性能を客観的に評価・表示するために使われています。
【ゼロエミッション】
- 資源循環型社会を構築するためのコンセプトの1つです。廃棄物削減だけを目指すのではなく、廃棄する物質を生産の資源として活用しようという考え方です。
【太陽光発電】
- 太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式。ソーラー発電とも呼ばれています。
温室効果ガスの排出量は化石燃料電源の排出量より格段に少なく、利用することで温室効果ガス排出量を削減できる地球にやさしいエネルギーとして需要が拡大しています。
太陽光によって発電された電気は、余った分は、電力会社に売ることができます。国や自治体による補助金制度などもあります。
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