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セキスイハイム





セキスイハイムこだわりの暮らしファイル

#12 TOP インタビュー こだわりポイント 設計スタッフより

「もっと明るく広々とした家を」と 建て替えを決意

 足立区の閑静な住宅街。その一角に建つN邸の敷地は、もともと奥さまのご両親が所有していたもの。以前この土地に建っていた家は、2階建て3LDK。28年前に建てた当初は、ご夫婦と長男の3人暮らしでしたが、その後次男と三男が生まれ5人家族に。現在息子さんたちは、長男が社会人、次男が大学生、三男が中学生。プライベートな空間を必要とする年頃ですが、現実にはそれぞれが部屋をもつのは不可能。建物の老朽化が進んできたこともあり、3階建てに建て替えることを決意しました。
「セキスイハイムに決めたのは、鉄筋3階建てを扱っていたのと、プランが気に入ったから。『明るい家にしたい』ということ以外、何も決めてない段階で展示場に足を運んだのですが、私たちの敷地の形や立地条件を熟慮したうえで設計してくれました。それに営業や設計の担当者の人柄もよかったんです」と奥さま。

南北に細長い建物に 光と風を最大限に取り込む凹み窓

 実はN邸が建つ敷地は、間口4.8m、奥行きが11.3mと、かなり細長い形。しかも、ちょうど南北方向に長く伸びていて、東側と南側は道路に面しているものの、西側は隣家と接しています。そのため、日中明るいのは南側のみで、建物の北側部分が暗くなってしまうという難点が。
「以前の家は、南側の庭に大きな木があって、それが光を遮っていたせいもあり、とても暗かったんです。特に1階のリビングは、昼間でも電気をつけるほどでした」
 それゆえ、「何よりも光に満ちた明るい家を」というのが、ご夫婦の希望。それに応えるために設計士が考え出したのが、道路に面する東側に設けた“凹み窓”でした。
 N邸のように細長い敷地に家を建てる場合には、床面積を確保するため敷地いっぱいに四角い間取りをつくるのが通常です。それを狭くなるにもかかわらず、あえて凹み窓を設けたのは、光と風の筋道を計算してのこと。
 N邸の東側には、道路をはさんで菓子工場が建っていますが、幸い2階建てのため光を遮ることはありません。また、工場の垣根は美しく植栽されていて、景観も文句無し。そのうえ、垣根の葉に陽光が反射して、N邸の窓にはより明るい光が入ってくるのです。この利点を最大限に生かすため、床から天井までいっぱいに、幅2.7mの大きさの窓を設置。ご夫婦のいちばんの希望だった明るさが実現したばかりか、外観上はアクセント効果も。
 現在、窓の前には、ご主人の趣味である鉢植えがずらりと並びます。
「以前は、家の中で緑を育ててもすぐ枯れてしまっていましたが、今はこの通り。午前中から昼過ぎまでたっぷり日が当たるから、ぐんぐん育つんです」とうれしそうなご主人。床面積確保のため庭はあきらめたそうですが、その分室内で緑を楽しんでいます。
 またこの凹みには、風通しをよくするための重要な役割も。東南方向から吹く春夏の風は、建物に対して斜めに入ってきます。ただ窓をつくるだけでは、風が入ってきても壁際に沿って吹き抜けるだけで、部屋の真ん中までは届きません。それを逃がさず効率よく引き込むには、建物の外部に風を受けとめるための凹みが必要なのです。このおかげで、窓を開け放てば夏でも涼しく、冷房が必要ないくらいだとか。

子どもたちの独立後を考えた フレキシブルな間取り

 3階は3人の息子さんたちのための空間。南側の部屋は長男が、北側の部屋は真ん中を仕切って次男と三男が使っています。そのふたつをつなぐオープンスペースは、兄弟の共有スペース。テレビとゲーム機が置いてあり、友だちが来たときにはここが遊び場になります。
 ふたつの部屋の仕切りは取りはずしが可能で、将来はワンルームにできるようになっています。このように自由な空間づくりができるのは、壁や筋交いなどの配置を気にせず広い間口をとれるユニット工法の利点。息子さんたちも、自分たちのスペースが広くなりさぞ喜んでいることと思いきや、実はやや気に入らない点があるのだとか。
「本当は完全に仕切られた独立性の高い部屋がよかったみたい。でも親からすると、いずれ独立する時のことを考えて、自由に使えるようにしたかったんです。だから『嫌ならさっさっと出ていって』って言ってます(笑)」
 家族のライフスタイルは、時間と共に変わっていきます。特に、Nさん一家のように社会人の長男をはじめ大きな息子さんが3人となると、近い将来一人ひとり順番に家を出ていく可能性が大。家族構成の変化に柔軟に対応できる家づくりが必要です。
 その点N邸は、各フロアにトイレを設け、エレベーターを取り付けるなど、ご夫婦が高齢になったときの配慮も。
「当初は考えていなかったエレベーターですが、結果的には正解でした。個人の家にエレベーターなんて贅沢かなと思ったのですが、それほどコストがかからないことを知って導入することに。洗濯ものを、上階に運ぶときに重宝していますし、将来を考えたときも安心ですね」と奥さま。これから先も長く快適に暮らせる家ができたことに大満足の様子です。


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