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ミュージックスポーツディレクターとして活躍中の上田さんが、お父様から譲り受けたのは、ご自身が生まれ育った土地でした。現在そこには、まるで遠くに望む那須連山のような、三角屋根の連なるモダンな家が建っています。1階はエアロビクスやヨーガを教えるスタジオと客室、2階は居住スペースになっていて、1階の内廊下の先には、7匹の猫たちが仲良く暮らす専用棟が!
「以前はこの場所は、築25年の母屋と築20年のスタジオ、そして物置兼猫部屋になっていた築50年の古い家の3棟が建っていたんですよ。当初は築50年の家のみを取り壊し、母屋とつなぐかたちで猫専用部屋を作りたいと思っていましたが、それでは使い勝手が悪いことがわかったんです」と、上田さん。
そこで、セキスイハイムの設計担当者、斎藤さんのすすめで黒磯展示場へ足を運んだところ、モダンなデザインのハイムBJにひと目惚れしてしまったそう。
「ダンスを教えるという職業柄、デザイン性はとても重要。しかも、猫と生活圏を別にしながらもコミュニケーションがとれる自宅兼スタジオが実現できることがわかり即決しました」
こうして、既存の3棟をすべて取り壊し、自宅とスタジオ、猫のための部屋を備えた家を建てることになったのです。



ところが、ことはそうは簡単ではありませんでした。というのも、第一種低層住居専用地に指定されているため、商業用の施設を建てるときは50m2以内という定めがあったからです。しかも、スタジオ専用玄関や専用トイレを設けると「商業用」と見なされ、その分スタジオスペースを削らなければなりません。
「スタジオをできるだけ広く。それが私の希望でした。でも、できれば玄関は自宅とスタジオを分けたいと考えていたんです」
そこで設計担当者が考え出したのが、入口は1つで、中へ入ると居住用とスタジオ用に分かれる共用玄関。さらに自動扉を採用し、正面に飾り棚を設置したことで、生活感を感じさせないオフィシャルな雰囲気を出すことにも成功しました。また、トイレ、ロッカールームも、玄関と同様、居住スペースと共用化することで、スタジオ面積はほぼ最大の49.8m2を確保することができたのです。
強度の高い床材選びはもちろん、鏡を壁2面に配し、インストラクターが空間を縦でも横でも自由に使えるようにするなど、スタジオ内部にもさまざまなこだわりが。また、スタジオとしてはやや低めな天井高も、一部に吹き抜けを設けることで圧迫感をダウン。この吹き抜けには、2階の居住スペースからスタジオや外の景色を楽しめる効果もあります。縦長タイプの窓を選び、視線は避けながらも光を確保することに成功しました。
「おかげさまで15名の生徒さんたちも、楽に運動できるようになって喜んでいただいています」と、上田さんは満足そうです。



人と猫が快適に暮らす工夫は、1階の内廊下にありました。これにより、人間のスペースと猫たちのスペースを分けながら、いつでも好きなときにコミュニケーションできるように。猫たちは専用棟内にある2部屋を自由に行き来し、実にのびのびしています。2階のリビングにはモニターを設置し、いつでも猫たちの様子がわかるようにしました。
「猫たちも新しい家をとても気に入っていて、ストレスが少ないようです。爪研ぎの回数が、以前の家よりずっと減っているんですよ」
快適なのは、猫だけではありません。設計段階で上田さんは、お父様が遺してくださった植木をできるだけ活かしたいという要望を設計担当者に伝えていました。そこで、お父様が長年大切に育てた松やツゲ、ウメモドキは、隣家の和風住宅側に移植して周囲の環境と調和した和風坪庭として。また、上田さんが5歳のときから買い育てたユーカリの木は、そのままシンボルツリーとして洋風ガーデンに。さらに、新たなシンボルツリーとして、しだれ桜を植樹し、生徒さんとの交流の場を設けました。おかげで、広い敷地に足を踏み入れると、そこここで違った趣を楽しめる表情豊かな庭ができあがりました。
「セキスイハイムを選んだ理由は、設計を担当してくださった齋藤さんの人柄。私の思いを熱心に聞いて、すべて反映させてくださったんです。感性が似ていたのも良かったですね。インテリアの8割は、齋藤さんに相談して決めたんですよ。完成後もあれこれ相談にのってくださるので、本当に助かっています」
上田さんがスタジオの専用ポーチや内廊下のテラス、キッチンのカウンター下収納棚などの設置を依頼したのは、建物が完成してからのこと。次はベッドルームの1つをクローゼットに変更する計画を依頼中とか。いい家とは、住みながらますます快適になっていく家のことなのでしょう。
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