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セキスイハイムこだわりの暮らしファイル

#12 TOP インタビュー こだわりポイント 設計スタッフより

気象条件を活かし、太陽光発電による「光熱費ゼロ」の住宅を選択

 東京メトロ東西線の南行徳駅から徒歩5分の好立地に建つ中島邸。その1階は今年30周年を迎えた「南行徳バレエスタジオ」に、2階がご家族の居住空間になっています。
「もともとスタジオは、庭先にあったんです。自宅を建て替えるつもりはまったくなかったんですよ。老後は古い家をリフォームして住めばよいと考えていたんですが、妻と娘にうまくのせられましてね……」
 そう苦笑するのは、ご主人の中島忠雄さん。その傍らでは、奥様の利代子(とよこ)さんと長女の須藤由佳さんが、顔を見合わせて笑っています。
中島家がバレエ教室を始めたのは、由佳さんが小学生の頃。それまで由佳さんは、わざわざ江東区内のバレエ教室まで通っていたそう。そこで教えていた先生の人柄にすっかり惚れこんでいた利代子さんは、「若い家族が多く暮らす地元にも、こんな素敵な先生が教えてくださるバレエ教室があるといい」そんな思いから、思い切って先生に相談したそうです。
 すると、先生もその考えに大賛成してくださり、南行徳まで教えにきてくださることに。最初は稽古場として幼稚園などを借りての運営でしたが、ご主人の協力もあり、1974年、庭先にバレエスタジオが完成したのです。
「当時、このあたりは畑ばかりで、集会所もなかったんです。スタジオは自治会の会場など、ちょっとした近所のコミュニティーの場としても活躍したんですよ」と、利代子さん。

お風呂は2階、キッチンは日当たりのいい南側に設置

 ご両親は、いずれ長女の由佳さんが先生としてこのスタジオに立つことを、想像していたかもしれません。ところが、由佳さんは20歳になったとき、自らトゥシューズを脱ぎ、バレエの世界から遠ざかってしまいます。それでも、利代子さんは自宅の庭先でのバレエ教室を続けました。
 「今ではうちの孫娘がバレエを習っています。一番弟子がまだ習い続けているだけでなく、親子二代で習いに来ている。これがうちバレエ教室の自慢なんですよ」
 うれしいことに、バレエを辞めてから就職、結婚した由佳さんも、2人目のお子さんを出産した後、バレエに復帰。現在は、率先してスタジオ経営に携わっています。
 最初に「実家を建て直してバレエ教室のある家に」に、そう考えたのは、由佳さんでした。折しもお父様の忠雄さんが、お祖父様より土地を相続。そこへアパートを建てる計画が持ち上がり、中島家の親族であり、セキスイハイム千葉に勤務する高階英明一級建築士に相談をすることになりました。これをチャンスと考えた由佳さんは、高梨建築士にスタジオ兼自宅の建て替えを相談したそうです。
 その後、お母様を味方につけて、スタジオの設計プランだけでなく、生徒数を増やすなどの経営プランも立てたうえで、お父様の忠雄さんに直談判。娘の熱意に動かされ、忠雄さんはアパートより先に自宅を建て直すことを決意しました。そこからの勢いは、ご当人たちも驚くほど。工事期間中は別のスタジオを借り、一日も休まずにレッスンを続け、なんと発表会まで成し遂げたのです。
「生徒さんたちに不便をかけますから、一日でも早く新しいスタジオでレッスンができるように、工期が短いことが絶対条件でした。また、地震に強いこと、メンテナンスが楽なことも、はずせません。その点、英明くんのいるセキスイハイムには、全幅の信頼を置いていたんですよ」

家族みんなが暮らしやすい回遊動線

 スタジオ設計にあたっては、由佳さんのバレエ経験がふんだんに生かされました。たとえば、天井。バレエでは男女でリフトを行うため、天井を高くとる必要があるのだとか。これは床を掘り下げることで、3.1mの天井高を実現。以前の教室も2.8mありましたが、さらに30cmも高くなり、どんなリフトも可能になりました。
 また、壁面に並んだ大きな鏡もこだわりのひとつ。鏡を床に接地させることで、どこに立っても座っても、全を映すことができるそう。通常は床の5cmほど上から鏡を張ることが多く、床から鏡が張ってあるスタジオは、ありそうでなかなかないのだとか。
 お子さんがいる由佳さんならではのアイデアは、玄関を入ってすぐ右手にある事務室。事務室にしては明るくオープンな空間と思いきや、お母さんがレッスン中、子どもを預かるベビー&キッズルームも兼ねているそうです。ベビーシッターは、現在、利代子さんの役目。
「健康ブームやテレビドラマの影響で、大人になって習い始める方や、男の子、親子連れの方が増えています。バレエ技術を磨くだけでなく、地域のコミュニケーションの場であることも大切だと思っています」

 ちなみに、2階の居住スペースに関しては、ご家族から出された要望はほとんどなかったのだとか。ご主人の忠雄さんからの唯一のリクエストは、「4人兄弟の長男だから、仏壇スペースをつくってほしい」ということだけ。
 ですが、実際に住んでみると、光熱費がお得で環境にもやさしい太陽光発電システムや、掃除しやすいフラットな床、地震が来ても倒れないビルトインタイプの食器棚など、思いがけない住み心地のよさに大満足だそう。
会社を経営されている忠雄さんにふさわしいようにと、お客様が最初に目にする玄関を広くとったのもこの家の特長です。大きな絵やご夫婦の趣味の焼き物を飾り、落ち着いた風格のある玄関に仕上がりました。
「居住スペースの居心地のよさも気に入っていますが、何よりうれしいのは、スタジオが新しくなって生徒さんたちが心から喜んでくれたこと。新しいスタジオでみんな気持ちよさそうにレッスンを受けていますよ。おかげさまで生徒さんの数も増えました」
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