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プレスリリース

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「かげやまモデル入居者アンケート調査(2012)」について
— 小学校低学年の子どもの「学力向上」を65%が実感 —

2012年4月9日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は、このほど「かげやまモデル入居者アンケート調査(2012)」を実施しました。「かげやまモデル」は、子育て世代への訴求強化の一環として、立命館大学教育開発推進機構 隂山英男教授とのコラボレーションによる「子どもが賢く育つ家づくりプロジェクト」により開発。具体的には、セキスイハイムの躯体性能と温熱環境をベースに、教育界の第一人者で子どもの学力向上にも実績がある隂山教授の子育てのノウハウ「百ます先生、住(10)の提案」をプラスαした提案。特徴は、(1)どこでも学習できる場所づくり (2)生活習慣を支えるしかけ (3)家族のコミュニケーションを演出する、の3点です。2009年から導入をスタートし、お客様から高い評価をいただいてきました。

今回の調査は「かげやまモデル」に入居されているお客様を対象としたもので、「かげやまモデル」の満足度と効果の把握を狙いに実施。この中で、1年以上お住まいのお客様のうち約98%が満足と回答しています。また、特に小学校低学年で「学力の向上」に65%の方が変化を感じていることもわかりました。

「かげやまモデル」入居者アンケート調査結果のポイント

●1年以上の居住で「満足」が98%

全体(6ヵ月以内、7~12ヵ月以内、1年以上で調査)では93%のお客様が満足と回答。このうち入居後1年以上を経られたお客様では、「非常に満足」が34%、「まあ満足」が64%となり、合わせて98%の方が満足しています。

●「環境教育」「家族の交流」「睡眠の質の高さ」に特に高い評価

効果を認めるお客様が多かった項目は、「太陽光発電による省エネ・環境効果(環境教育)」95%、「ドアのないオープンな大空間環境による家族のコミュニケーション効果(家族の交流)」94%、「遮音性と快適温度コントロールによる質のよい睡眠効果(睡眠の質の高さ)」92%がベスト3となっていました。

●小学校低学年の子どもの学力向上を65%が実感

子どもの生活変化については小学校低学年で目立ち、「お友達交流」と「好奇心」の点でこれまでと変わったと感じているお客様が85%、「食欲」も80%が変化を感じられています。「学力」についても65%が良くなったと回答しています。

●母親と父親も生活の変化を実感

お客様のうち母親の93%が「料理・家事・育児が楽しくなった」と回答。一方、父親も92%の方が「以前よりリラックスできるようになった」と回答していました。

■調査概要

調査目的:「かげやまモデル」の満足度と効果の把握
調査対象:セキスイハイムの「かげやまモデル」仕様居住者(2010年1月~12月に契約)
調査地域:全国
調査手法:郵送アンケート
調査期間:2011年12月8日~2012年1月10日
有効回答:216件

■調査結果の概要

1.1年以上の居住で「満足」が98%

全体(入居6ヵ月以内、7~12ヵ月以内、1年以上で調査)では93%のお客様が満足と回答。このうち6ヵ月以内では91%(非常に満足26%、まあ満足65%)、7~12ヵ月では88%(非常に満足28%、まあ満足60%)となっていますが、入居後1年以上を経られたお客様では、「非常に満足」が34%、「まあ満足」が64%となり、合わせて98%の方が満足しています。特に「非常に満足」が時間の経過とともに上昇しているのが特徴です。

2.「環境教育」「家族の交流」「睡眠の質の高さ」に特に高い評価

入居後の効果としてお客様の評価が高かったのは、「太陽光発電による省エネ・環境効果(環境教育)」95%、「ドアのないオープンな大空間環境による家族のコミュニケーション効果(家族の交流)」94%、「遮音性と快適温度コントロールによる質のよい睡眠効果(睡眠の質の高さ)」92%という順でした。このほか、「子供の手の届くところに本棚を設けて読書好きにさせる効果」や、「2階のオープンスペースの自由な遊び場効果」、「タタミ部屋で大の字になって伸び伸びリラックス効果」についても、「とても効果的」という回答が4割を超えていました。これらはセキスイハイムならではの温熱環境の良さが評価されたといえそうです。

3.小学校低学年の子どもの学力向上を65%が実感

子どもの生活変化については7~9歳の小学校低学年で目立ちます。「お友達交流」と「好奇心」の点でこれまでと変わったと感じているお客様が85%、「食欲・食事」の面でも80%が良好な変化を感じています。また、「学力」についても65%が良くなったと回答しています。
これは、「かげやまモデル」の特徴である「どこでも学習できる場所づくり」や「生活習慣を支えるしかけ」が実際に効果を発揮したものと考えられます。

4.母親と父親も生活の変化を実感

子供だけではなく、両親の生活にも変化が見られます。「エコ・省エネを心がけるようになった」や「リビング滞在時間が長くなった」は、両親ともに9割近くが「あてはまる」と回答しています。また、母親の93%が「料理・家事・育児が楽しくなった」と回答。これは料理や片付けをしながら家族を見守れるので、自然なコミュニケーションがとれ過ごしやすくなったという生活の変化を表すようです。一方、父親も92%の方が「以前よりリラックスできるようになった」と回答していました。セキスイハイムが、快適で過ごしやすいため、家族がLDKで過ごす時間が長くなったことが背景にあるようです。

<参考> 『かげやまモデル』について

『かげやまモデル』は、セキスイハイムが有する高い躯体性能と居室の温熱環境をベースに、隂山教授の子育てに関する提案をプラスαした建物です。特徴は、どこでも学習できる場所づくり生活習慣を支えるしかけ家族のコミュニケーションを演出することです。

子育てノウハウ「百ます先生、住(10)の提案」を展開

隂山教授の子育てに関するノウハウを「百ます先生、住(10)の提案」として抽出しました。
(1)質のいい、睡眠時間確保で子どもの学力はあがる。
(2)リビングダイニングを家庭学習で積極的に利用する。
(3)図鑑、辞書、地球儀は常に身の回りに置こう。
(4)料理は想像力。親子でクッキングを楽しもう。
(5)自然に数や数字の単位を知る工夫を随所に。
(6)工夫する収納、学ぶ収納で身のまわりがスッキリ。
(7)大型テーブルがあると子どもは勝手に工夫して使う。
(8)お手伝い、お掃除を日課にする。
(9)玄関を広くきれいにすると友達が増える。
(10)子ども部屋は子どもと一緒に成長する。          
というのがその内容です。

1階全体は——

1階はオープンなLDK大空間とタタミルームで構成しています。ダイニング横には大きなカウンターデスクと本棚を設置し、子ども部屋ではなく、カウンターデスクで勉強させることを勧めています。子どもにとって、幼いうちは見守られているという安心感がある方がリラックスして集中できるからです。さらにキッチン横には図鑑や辞書、地球儀などをおける「どこでも本棚」を配置し、知りたいときにすぐ調べられるようにしています。

また、キッチンは対面型に。これはリビングや和室にいる子どもとのコミュニケーションも行いやすくなっています。和室は引き戸を開けばLDKから続くオープンスペースに、扉を閉めればプライベート空間に早変わりします。その一角にはキッズクロークを設け、身の回りの物を片づけらる習慣を身につけられるようにしました。リビングには「光熱費ナビ」等を設置。PVの発電量チェックによる環境意識の向上や、数字や計算に強くなるという役割も期待できます。

2階の子ども部屋は——

2階の子ども部屋は小屋裏スペースを利用したオープンな大空間。子どもの成長に応じて部屋が仕切れるように可変性の高い空間となっています。LDKからつながる階段を上った突き当たりにあるスペースには家族で使える「オープン書斎」を設置しています。家族の気配を感じながら子どもが安心して読書ができるように配慮したものです。もちろん、側には辞書や本をおけるスペースも確保しています。

さらに2階トイレにも本棚を設けていますが、これは本を読みながらゆっくり用を足すことで健康増進にも役立つという配慮があります。質のいい睡眠を可能とするため、開口部に遮光カーテンを組み合わせると効果的です。

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