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「太陽光発電実邸アンケート調査(2010)」について
— 光熱費ゼロ住宅が73%に拡大!余剰電力買取価格引上げ+太陽光発電大容量化の効果大 —
高断熱・高気密躯体+高効率設備導入+オール電化住宅・深夜電力利用がベース

2011年2月28日
積水化学工業株式会社

積水化学工業住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は、このほど「太陽光発電(以下PV)実邸調査(2010)」を実施しました。2009年にセキスイハイムに入居されたお客様を対象に、①光熱費の実績、②PVの満足度と省エネ意識の変化などを調査したものです。当社ではPV、省エネ設備と電力消費量、光熱費の関係を把握するためにPV実邸調査を毎年行なっていますが、2010年調査の注目点は、PVによる余剰電力の買取価格引上げやPVの大容量化が、光熱費にどのようなプラス効果をもたらしたのか、また環境・省エネ意識にどう影響を与えたのか、そして当社が推進している光熱費ゼロ住宅がどの程度達成できたのかです。買取価格の引上げと併せてPV大容量化の効果は大きく、2010年は光熱費ゼロが73%(2009年20%)に飛躍的に増加。光熱費ゼロ住宅は大きく躍進しました。

調査結果のポイント

●光熱費ゼロ住宅は73%、飛躍的に伸びる

2009年の調査では光熱費ゼロ住宅の比率は20%でしたが、2010年は73%と飛躍的な伸びを示しました。これは、余剰電力の買取価格が固定価格買取制度の開始により従来の2倍(48円/kWh)に引上げられたこと、当社が推進してきたPV大容量化が功を奏したものと考えられます。

●PV住宅の年間光熱費収支は57,000円のプラスに

2010年調査の平均PV搭載量は4.4㎾。年間4,980kWhを発電し、1,500 kWhを自家消費しており、約70%を余剰電力として売電。年間の光熱費収支は平均57,000円のプラスとなっています。

●家族構成別の光熱費ゼロ率、多世帯でも4割以上

単世帯のほうが、多世帯より光熱費ゼロ率は高くなっていますが、多世帯でも、4割以上の方が、光熱費ゼロとなっています。

●PV採用の満足度98%に

光熱費が大幅に削減できたことから、PV採用の満足度(非常に満足、まあ満足)は98%と非常に高くなっています。良かったベスト3は、1位「光熱費を削減できた」、次が「省エネ意識が高まった」、「発電量や天気のチェックが楽しみになった」と続きます。

■調査概要

調査目的:PV搭載住宅の光熱費の把握、新買取制度の効果検証
調査対象:セキスイハイムのオール電化※&PV搭載住宅居住者(2009年1月~12月に入居)に対して、新買取制度(48円/kWh余剰買取)開始後の2010年1月~12月の電気料金、発電量などを調査
調査地域:全国
調査手法:調査依頼を郵送、ウェブで回答いただく方式
調査期間:2011年1月に案内書配布、2011年1月末までにウェブで回収
有効回答:1142件
※オール電化の定義:調理・給湯・暖房に電気以外(灯油、ガス等)を使わないユーザー

■調査結果の概要

Ⅰ.光熱費ゼロ住宅の概要

1.光熱費ゼロ住宅は73%、飛躍的に伸びる

2010年調査では光熱費ゼロ住宅が73%、2009年の20%から飛躍的な伸びを示しました。伸びた理由は第1に買取価格の引上げ(24円→48円に)、第2にPV容量の大型化、さらにいえば省エネ意識の高まりがあります。

2.PV容量別に見た光熱費ゼロ率

PV容量別に見た光熱費ゼロ率は、大容量PV搭載邸が優位な傾向にありますが、100%ゼロになっているわけではありません。3㎾未満でも42%、ポピュラーな4㎾台でも79%のゼロ率となっています。これは、高断熱・高気密住宅であることも影響していると考えられ、また、光熱費ゼロの達成は省エネ意識や省エネ行動によっても左右されることを示しています。

3.PV住宅の年間光熱費収支は57,000円のプラスに

2010年調査での平均PV搭載容量は4.4kWになっています。年間発電量4,980kWhに対して、約30%(1,500kWh)が自家消費され、約70%(3,480kWh)が余剰電力として売電されています。   購入電力金額の平均像(中央値)は11万円で、一般的な住宅の光熱費(約25万円)に比べ14万円も少なくなっています。これは、高断熱・高気密の住宅+エコキュート等の高効率設備の導入+オール電化住宅にして電力価格の割引制度(深夜電力)利用 がベースとしてあるからです。調査邸の平均光熱費収支は、プラス57,000円となっています。

4.光熱費収支に21万円の差

突出した数値を除いたサンプル80%の年間光熱費は、マイナス14万円~7万円とその幅は21万円の広がりがあります。新買取制度(48円/kWh余剰買取)のメリットを上手に活かし、省エネルギー型の生活を行ったユーザーほど光熱費収支が改善できた結果となっています。

Ⅱ.光熱費ゼロ世帯の概要

1.光熱費ゼロ率が高い30代

世代別の光熱費ゼロ率1位は30代の79%、次いで40代67%、50代62%で、若年世代ほどゼロ率が高くなっています。

2.家族構成別に見た光熱費ゼロ率、多世帯でも4割以上

夫婦世帯81%、夫婦+子供78%、子夫婦と親夫婦48%、子夫婦と子供(孫)と親夫婦43%と単世帯のほうが、多世帯より光熱費ゼロ率は高くなっていますが、多世帯でも、4割以上の方が、光熱費ゼロとなっています。

Ⅲ.PVの満足度と省エネ意識の変化

1.PV採用の満足度は98%に

PVを採用しての満足度(非常に満足、まあ満足)は98%(2009年97%)と非常に高くなっています。PVにして良かったベスト3の1位は「光熱費を削減できた」、2位「省エネ意識が高まった」、3位「発電量や天気のチェックが楽しみになった」で、光熱費の削減という経済的メリットで満足度が向上したといえます。

2.高い節電行動

「電気使用量削減のために努力していることがある」は98%を占め、一般層(「主婦の住宅と家計に関する意識調査」2010年、当社調べ))の83%を15%上回る結果となりました。日ごろの節電ベスト3は「あかりを消す」「エアコンの冷房温度を高めにする」「エアコンの使用時間を短くする」。「以前より節電するようになった」、「深夜電力も利用するようになった」などの節電行動が向上しています。

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