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プレスリリース

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「環境・快適・安心」から「サステナブル住宅」へ
鉄骨系ユニット住宅『進・ドマーニ』の発売について

  • ■通年型空気調節システム「快適エアリー」が進化
    ■大容量ソーラーが搭載可能な屋根工法を採用
    ■「ダブルα空間」で豊かな空間を実現

2010年10月12日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は10月23日(土)より、鉄骨系ユニット住宅の新商品『進・ドマーニ 』を全国(沖縄・北海道・一部積雪地域除く)で発売します。
住宅需要はリーマンショック以降に大幅な減退があったものの、その後の政府による税制・金融等各種経済対策もあり、徐々に回復の傾向にあります。一方で、少子化・高齢化等により少人数居住のニーズが増え、住宅市場では質的向上と価格訴求力の両面が求められるようになりました。
今回投入する『進・ドマーニ』は、セキスイハイムが有する躯体の基本性能や環境性能をベースに、住み心地の良さと価格対応力を追求した商品です。特徴は、好評の床下大空間を活用した通年型空気調節システム「快適エアリー」を進化させ、新たに容量2.2kWタイプ(従来4kWタイプのみ)を追加することできめ細かな対応を可能にしたこと。屋根工法を進化させることで、標準サイズの住宅に6.94kWの大容量太陽光発電システム(以下PV)を搭載可能にしたこと。さらに「ダブルα空間」の採用により、空間力を進化させ価格対応力を向上させたことです。これらにより、『進・ドマーニ』は、「環境・快適・安心」の続きを考えた「サステナブル住宅」として積極的に提案していきます。

『進・ドマーニ』の特徴

1. 通年型空気調節システム「快適エアリー」が進化

通年型空調システム「快適エアリー」は、昨年10月発売の「進・パルフェ」に搭載以来、多くのお客様にご好評いただいています。『進・ドマーニ』では、お客様視点に基づきさらに進化を図りました。具体的には、(1)従来の容量は4kWタイプのみでしたが、今回は新たに2.2kWタイプを追加。(2)換気除塵フィルターの性能の向上により、業界最高水準の空気清浄性を発揮する高性能換気システム。(1)「プラズマクラスター」※1イオン発生機(オプション)の搭載 等により、今まで以上に空気質を含めた快適空間の提案が可能となりました。

2.大容量ソーラーが搭載可能な屋根工法を採用

『進・ドマーニ』では、棟(むね)位置をずらすことにより、太陽光を受ける南面の屋根面積を拡大する切妻屋根を新たに採用。標準的な広さの住宅(約40坪)でも6.94kW(1台のパワコン※2のほぼ最大能力)の大容量ソーラーの搭載が可能になりました。さらに、国からの補助金と新たな買取制度を活用することで、PVの償却期間を約9年に短縮することが可能となりました。

3.「ダブルα空間」で豊かな空間を実現

「ダブルα空間」は「αプランニングシステム」と「コンファティック」によって構成されます。「αプランニングシステム」は玄関や居室、設備等の機能空間に応じた専用サイズを有する付帯空間サブシステム。居住空間にフレキシブルに付帯することで、プランニングの自由度・柔軟性が大幅に向上し、空間力を拡大するとともに価格対応力も向上します。これと小屋裏空間「コンファティック」を活用することにより、限られた敷地条件であっても、豊かな空間を実現します。

  • ※1 プラズマクラスターマークおよびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の商標です。
  • ※2 パワコン:パワーコンディショナの略。太陽電池からの直流電力を家庭で使える交流電力に変換する機器のこと。

■『進・ドマーニ 』の開発背景について

リーマンショック以降の経済低迷に伴い、住宅需要は大きく減退していましたが、税制に加え、優良住宅取得支援制度(フラット35S)の金利引下げ幅の拡大、PVの補助金制度、住宅エコポイント制度等の施策も奏功し、住宅需要は徐々に回復傾向にあります。一方で、持家の平均延べ床面積は2008年度に127.8m²(2000年度141.9m²、国交省調べ)となるなど、建物規模は縮小しています。
新商品『進・ドマーニ』は「ダブルα空間」の導入により、建物規模の大小によらず、コストパフォーマンスに優れ、“居住性や環境性能、長く住み継がれることに配慮”した商品とし、若年層の需要獲得はもちろん、夫婦二人暮らしの高齢者による建て替え需要まで幅広い需要の獲得を狙って開発しました。

■『進・ドマーニ 』の特徴

『進・ドマーニ』の商品開発コンセプトは、これまで当社が追求してきた「環境・快適・安心」を一歩進め、住まいと入居者の永続性(サステナブル)を追求することです。PV大容量化時代の到来に対応するほか、住み心地の良さが長続きするよう様々な提案を行いました。

1. 通年型空気調節システム「快適エアリー」が進化

「快適エアリー」は、ユニット工法ならではの床下大空間にヒートポンプ式空調と、熱交換式第1種換気システムを併設することで、床下空間も含めた温湿度、空気環境を季節に応じて調節する通年型空気調節システムです。冬は暖気を床下にも吹き出すため、1階全体が「足元からじんわりあったか」はそのままに、冷房・除湿機能の追加で「夏のさわやか」への要望も実現できます。最も活用度の高い1階LDKではメイン空調としてしっかり冷暖房・除湿。2階を含めた他のスペースは余力を分配するサポート冷暖房として機能します。個別のエアコンなどは必要に応じて最小限運転するだけで快適に過ごせ、特に冬場はヒートショック等の原因となる温度差の軽減を図ります。また換気除塵フィルターの性能向上により、空気清浄機能も進化させ、さらなる空気質の向上が可能となりました。ポイントは以下の3点です。

(1)容量2.2kWタイプの追加によりきめ細かい提案が可能に

従来の容量4kWタイプに加え、新たに2.2kWタイプを追加したことで、4.0kW、6.2kW、8.0kWと延べ床面積の大きさに合わせ、段階的な価格設定で最適な提案が可能となりました。

(2)換気除塵フィルター性能の向上

新たな除塵フィルターの採用で、花粉99.9以上%(従来型95%以上)、粉塵96%以上(89%以上)、カビ菌96%以上(88%以上)などの捕集率となりました。

(3)「プラズマクラスター」イオン発生機の採用(オプション)

浮遊菌や浮遊アレル物質、浮遊ウィルス※3の作用抑制効果や付着臭の分解・除去、保湿効果により、空気の質をより高めることが可能です。

※3 1 m³の密閉容器での試験による10分後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。

<「快適エアリー」のお客様評価について>

「快適エアリー」を既にご採用いただいたお客様へのアンケート回答では、「快適である」との回答が9割に達しています。また、「空気質の違い」についても「明らかに違う」(54%)となり、目に見えない空気にさえ多くのお客様が違いを感じていることが分かりました。具体的には、「予想以上に暖かく、除湿・空気質にも大満足」、「入居1ヶ月で空気清浄を実感し、体質改善が見られた」、「家の中の空気がきれいでペットの臭いもしない」、「家の中がからっと快適で涼しさを実感」などというコメントを頂いています。

2.大容量ソーラーが搭載可能な屋根工法を採用

「進・ドマーニ」では、棟(むね)位置をずらすことにより、太陽光を受ける南面の屋根面積を拡大する新形状の切妻屋根を新たに採用。標準的な広さの住宅(約40坪)でも6.94kWの大容量システムの搭載が可能になりました。さらに昨年11月にスタートした太陽光発電の「新たな買取制度」では、余剰電力を10年間電力会社に売ることができるため、発電容量が大きいほど有利なのはいうまでもありません。約40坪の『進・ドマーニ 』に6.94kWのPVを搭載することで、年間約24万円※4の売電も可能。PV補助金制度も併せ、これまで12~15年かかっていたPVの償却を約9年※5に短縮することが可能となります。

※4 当社試算条件:名古屋地域の気象条件/137m²のモデルプラン/2010年9月現在のエネルギー料金体系(燃料調整費含まず)、10年目までの売電単価48円/kWhでモデルプランにて計算。実際の光熱費は敷地条件、プラン、使用電化製品、生活スタイルなどにより変わります。
※5 償却年数は売電単価の変更に伴い、変動することがあります。

3.「ダブルα空間」で豊かな空間を実現

「ダブルα空間」は「αプランニングシステム」と「コンファティック」によって構成されます。「αプランニングシステム」は、ボックスラーメンユニットの強靭な躯体を利用しながら、ユニット躯体に付帯空間をジョイントできるサブシステムです。ユニットのもつサイズバリエーションより小回りが利くため、従来のユニット構成では調整しづらかった細かな敷地、床面積、プラン対応が可能となり、ユニット工法の空間力がさらに進化。従来とほぼ同様のゾーニングでもコストダウンが可能となり、価格対応力も向上しました。
 一方、「コンファティック」は小屋裏空間を独自の工法により上手く活用する手法。小屋裏の天井高を最高2.5mまで引き上げ、8畳の無柱空間を生み出すことができ、「もう1部屋」を実現します。
これらにより、限られた敷地条件であっても、ずっと暮らしやすい使い勝手の良い空間提案が可能となります。

■販売目標と販売価格

販売価格は3.3m²あたり57万円台から。
(174.01m²<小屋裏40m²含む>、PV6.94kW、快適エアリー、エコキュート、IH搭載)
販売目標は2010年度650棟、2011年度1,300棟を計画しています。

■『進・ドマーニ』の代表外観

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