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いらっしゃいませ。何をおあずかりしましょう?
しあわせ銀行 ここは「しあわせ銀行」 ―いらっしゃいませ。 ―何をおあずかりしましょう? ―この銀行は、あなたの大切なことや、ものをおあずかりいたします。 (お金はおあずかりできません。)
『しあわせ銀行』作者:柳生梨帆 出版社:株式会社 叢文社 編集責任:ビジネスラリアート株式会社
ある日、しあわせ銀行に女の子が「大切にしている兎のぬいぐるみ」を預けにきます。
期間は20年。次に少年が「元気」を預けにきます。期間は「元気がなくなるまで」。
「画家になったらとりにくる」と自分で描いた絵を預けた少年や「5年後の自分への手紙」を預けた少女もいます。
でも、「悪い事をかくしたいからずっと預かってほしい」という悪人は「しあわせ銀行は自分のためだけでなく、まわりの方もしあわせにするための銀行です」と断られ、「改心する気持ち」を預けました。
そして引き出し期間が来て、それぞれが受け取ったのは、失いかけていたあの頃の大切な気持ちでした。
作者の純粋さと豊かな感受性が感じられ、読者に懐かしく、あたたかな気持ちを与えてくれます。あなたも失いかけていた大切なもの、もう一度思い出してみませんか?