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邸別耐震診断システム『グランツーユー ユレナビ』の導入について
 
■木造住宅初の『邸別耐震診断システム』で「安心」を提供
■『地震保証特約制度』と併せて一層の「安心」を提供
 

2006年5月1日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武)住宅カンパニー(プレジデント:東郷逸郎)は、5月27日(土)より、木質系2×6ユニット工法の「グランツーユー」に邸別耐震診断システム『グランツーユー ユレナビ』を導入します。
 当社では、2005年10月1日より、鉄骨系セキスイハイムのお客様に向けて「ユレナビ」を導入。地震に対する「不安」を「安心」へと変えるシミュレーション技術として、多くの信頼を獲得していますが、今回の『グランツーユー ユレナビ』は木造住宅では初のシステムとして完成させたもので「グランツーユー」をご検討頂くお客様に対して、「安心」を提供するものです。
建物の耐震化の考え方は、人的被害を無くすことを第一に目指しており、揺れの大きさ、建物の損傷については補修度合いなどの詳細までは規定していないのが現状です。今回の『グランツーユー ユレナビ』は、まずは地震が発生した時の地盤の揺れ方から診断し、次に建物の揺れの大きさを予測、さらには家具の固定方法等についてアドバイスをするなど、邸別の耐震診断ができる一歩先を行くシステムです。
I . 木造住宅初の邸別耐震診断システムを導入
木造住宅では、(1)規定された材料が違ったり、施工現場の手順が違うだけで設計通りの性能が再現できない場合がある。(2)接合部が多く分析が複雑であったり、構造体以外の部材の影響が分かりにくく邸別の耐震性の解析が難しいというのが現状です。
『グランツーユー ユレナビ』は、当社が独自に開発した地盤診断システムをベースに、工場生産住宅の特性を活かし、(1)開発・設計通りの性能・品質が実現できる (2)実大耐震実験で得たデータを基に正確な解析が行えることから、木造住宅初の邸別耐震診断システムとしてお客様にさらに「安心」を提供するシステムです。
1.邸別地盤診断
建築予定地の地盤の特性を判定、地盤の揺れ(想定震度)を予測するシステム。
2.邸別建物診断
過去の大地震、将来予測される大地震に対し、建築予定プランで建物の変形量を予測、予測される損傷程度を診断するシステム。
II . 木造住宅初の地震保証特約制度を併せて提案
『グランツーユー ユレナビ』でお客様の建築予定地の地盤診断と建築予定プランの建物診断を行い、さらに木造住宅初の『地震保証特約制度』で、もしもの大地震で建替え費用が発生してもそれをカバーします。
尚、『グランツーユー ユレナビ』および『地震保証特約制度』については、それぞれを特許出願中です。
1.『グランツーユー ユレナビ』の導入背景
 『地震大国』とも言われる日本では過去100年間で甚大な被害をもたらした地震は42回も発生。これは約2年間に1回、日本のどこかで大地震が発生していることになります。また、マグニチュード6以上の地震は1994〜1998年の5年間だけでも95回も発生しています。
一方、建物の耐震化についての考え方は、人的被害を無くすことが最重要課題で、建物の損傷については補修度合いなどの詳細までは規定していないのが現状です。
 「グランツーユー」は、新開発の2×6ユニット工法により高い耐震性能を確保し、お客様の満足を獲得していますが、今回の『グランツーユー ユレナビ』の導入により、お客様に対して当社の耐震についての考え方を十分ご理解頂けるものと確信しています。
2.『グランツーユー ユレナビ』の特徴
 『グランツーユー ユレナビ』は、邸別地盤診断と邸別建物診断の2つのシステムで構成しています。
(1)邸別地盤診断
 個別の敷地における地盤の特性を判定し、想定震度(地盤の揺れ)を予測するシステムです。2005年公開の文部科学省・防災科学研究所の震度階をベースに、現在確認されている全国で98ヶ所の活断層と、プレートに起因する地震が起こることを想定し、丘上効果などにより実際の地形効果を加え診断します。判定内容は予測震度5段階(震度5弱以下〜震度7)で表示します。
(2)邸別建物診断
 実大耐震実験などの結果に基づき、過去の大地震(阪神淡路大震災)と将来予測される大地震(想定東海地震)に対して、建物の変形量を予測することにより、予想される損傷程度を診断するシステムです。
 判定内容は建物の損傷程度(4段階で診断)と応答倍率(1階に対する2階の揺れの大きさの比率)です。採用する地震波は活断層型の実際に起こった地震波(阪神淡路大震災地震波)及びプレート型の想定地震波(想定東海地震波)で診断します。
3.地震保証特約制度について
 万が一想定を超える地震が発生し、家屋の建替えを必要とする場合、地震保険を超える費用を当社が負担し、お客様の負担をゼロとする、耐震性の高い「グランツーユー」だからこそ実現したサポートシステムです。
(1)地震災害による貰い火等で建替えを必要とする場合
建替え費用の50%が地震保険で、30%が地震火災特約で保証されますが、残り20%はセキスイハイムが負担します。なお、地震火災による類焼の場合も同様です。
(2)地震による損壊で建替えを必要とする場合
建替え費用の50%は地震保険が保証。残り50%はセキスイハイムが負担します。
ご参考
≪グランツーユー実大耐震実験報告≫
■実験日時 : 2005年10月7日及び11日
■実験場所 : 株式会社大林組 技術研究所
■建物概要 : 1階床面積58.06m2、2階床面積47.11m2、延べ床面積105.17m2
■加振内容と結果 : <10月7日(金)>
(1)加振内容 想定東海地震波(本加振) プレート型
最大入力加振目標1330ガル
(2)最大入力加速度 1322ガル(地盤入力加速度)
(3)結  果 構造体 修復不可能な損傷なし
外 装 ほとんど損傷なし
内 装 一部クロス切れ、石膏ボードの浮きのみ発生
<10月11日(火)> ※一部補修し、同じ建物を使用
(1)加振内容 JMA KOBE(本加振) 直下型
最大入力加振目標1873ガル(阪神淡路の約2.2倍レベル)
(2)最大入力加速度 2202ガル(地盤入力加速度)
(3)結  果 構造体 修復不可能な損傷なし
外 装 ほとんど損傷なし
内 装 一部クロス切れ、石膏ボードの浮きのみ発生
■まとめ :
(1) 同一建物で、1000ガルを超えるタイプの異なる2回の加振後も、構造上・外観上ほとんど損傷がないことを確認しました。
(2) 阪神淡路大震災地震波の2倍以上の最大入力2202ガルを加えても2階の応答加速度が小さいことを確認しました。