本文へ移動


TOP > プレスリリース


 
2×6ユニット工法『グランツーユー』の高い耐震性を実証
―国内最大級の実大耐震実験により大地震に対する強さを確認―
 

2006年1月30日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武)住宅カンパニー(プレジデント:東郷逸郎)は、2005年10月7日、および10月11日、2004年10月に発売した『グランツーユー』の実験棟にて実邸規模の耐震実験を行い、木質住宅で国内最大級の加振に対する耐震性の高さと揺れにくさを確認しました。また、実邸レベルの快適さを確認するために入居者の住みごこち調査も実施しました。耐震実験映像(DVD)とともにご報告申し上げます。
1.実大耐震実験の内容
 今回の実験は大規模地震を想定し、木質住宅では最大級となる地震波を入力しました。実際に起こりうる揺れで『グランツーユー』の3次元の構造検証を行うことを目的に実施しました。
■実験日時 2005年10月7日及び11日
■実験場所 株式会社大林組 技術研究所
■建物概要 1階床面積58.06m2、2階床面積47.11m2、延べ床面積105.17m2
■建物概要 1階床面積58.06m2、2階床面積47.11m2、延べ床面積105.17m2
■加振内容と結果 <10月7日(金)>
(1)加振内容
想定東海地震波(本加振)⇒ プレート型
最大入力加振目標1330ガル
(2)最大入力加速度 1322ガル(地盤入力加速度)
(3)結果 構造体:修復不可能な損傷なし
  外 装:ほとんど損傷なし
  内 装:一部クロス切れ、石膏ボードの浮きのみ発生
    <10月11日(火)>※一部補修し、同じ建物を使用
(1)加振内容
JMA KOBE(本加振)⇒ 直下型
最大入力加振目標1873ガル(阪神淡路×2.2倍レベル)
(2)最大入力加速度 2202ガル(地盤入力加速度)
(3)結果 構造体:修復不可能な損傷なし
  外 装:ほとんど損傷なし
  内 装:一部クロス切れ、石膏ボードの浮きのみ発生
■まとめ
(1) 同一建物で、1000ガルを超えるタイプの異なる2回の加振後も、構造上・外観上ほとんど損傷がないことを確認しました。
 
(2) 阪神淡路大震災地震波の2倍以上の最大入力2202ガルを加えても2階の応答加速度が小さいことを確認しました。
尚、建物の「仕様」は内外装あり、「プラン」は凸凹のあるバルコニー付、「開口部」は2700mm開口、 「屋根」は切妻など標準的な実邸の形状で実験を行いました。
2.実大実験結果の概要<プレート型と直下型、どちらに対しても揺るぎのない強さを実証>
 今回の実験は大規模地震を想定し、プレート型(=想定東海地震タイプ)、直下型(=阪神淡路大震災タイプ)ともに国内における最大規模の揺れで実施。結果、どちらの実験(地震)に対しても修復不可能な損傷はありませんでした。
特に、直下型の実験では、加震装置の限界値となる阪神淡路大震災の約2.7倍の規模での入力となりましたが、『グランツーユー』の構造体に修復不可能な損傷がなく、木造住宅として極めて高い耐震性を証明しました。
■余震に対して強いことも実証
 プレート型の実験では、本震の直後に余震を想定した揺れを3回連続加えましたが、損傷の著しい進行はありませんでした。
3.『グランツーユー』耐震構造の特徴
骨太「2×6」ランバーの強さと工場でつくる確かさ(ユニット工法)
 2×6ユニット工法による『グランツーユー』の高い耐震性が今回の実大実験により確認・検証されました。
(1)「2×6」ランバーの強さ
 『グランツーユー』の特徴は骨太の「2×6」ランバーの採用です。「2×4」ランバーに比べ圧縮強度が1.6倍、曲げ強度が2.5倍となっています。
(2)工場でつくるユニットの確かさ
 『グランツーユー』の高耐震性能を生み出しているのはランバーの強さなどに加え品質管理のレベル。特に接合部の品質です。例えば耐力壁の場合、面材とランバーとの接合、ランバー間の接合によって強度のバラツキが出ます。『グランツーユー』は工場において自動釘打ち機で接合するため、釘のピッチ・深さ・位置をきめ細かく管理することができ、確かな耐力壁の強度を実現しています。また現場で施工するには重過ぎて採用しにくい、最大4.5m×1.8mのつなぎ目のないパーチクルボードの採用と、床と壁との接合部にも通常の2×4工法に比べ強固な接合を採用していることで一体化が増し、強度アップにつながります。
(3)その他
 『グランツーユー』独自の箱型6面体構造の構造ブロックとバランスを考えた耐力壁配置ルールの組み合わせにより強度を確保しています。
4.今後の展開
 当社では、2005年10月から鉄骨系商品にて邸別耐震診断システム「ユレナビ」を実施しておりますが、今回の実大耐震実験の結果により2006年春からは木質系『グランツーユー』も「ユレナビ」を導入します。建物と地盤両面からの耐震診断システムを強化し、お客様に「さらに安心」していただくための営業活動を推進していきます。
参考
■グランツーユー入居者の「住みごこち」のよさを確認(春から初秋の期間)
 グランツーユーは「住みごこち」の良さを実現するために室内の「空気の質」を温度・湿度・清浄・静寂の4つの要素からコントロールしています。また、屋外の空気中のほこりや花粉、NOxを除去し、さらに温度を調節した空気を取り入れる「空質工房」を搭載しています。加えて、大容量の「太陽光発電システム」を搭載することで「光熱費ゼロ」も可能です。「空気質」にこだわる『グランツーユー』は、『最高の住みごこちを光熱費ゼロ』で実現できます。
 2005年10月〜11月、『グランツーユー』入居者の住みごこち調査時にお客様から寄せられた「住みごこち」に関する声の内代表的なものをご報告します。
▽『空気質』に関する声
・水はお金を出して買っている。グランツーユーの空気を買ってよかった<大阪府>
・朝起きた時に空気がよどんでいない<福岡県>
▽『湿度』に関する声
・熱帯夜に熟睡できた。赤ちゃんの夜泣きが治まった<静岡県>
・スナック菓子が湿気ない程とても快適<神奈川県>
▽『温度』に関する声
・家の中の温度が常に一定<埼玉県>
・とにかく暖かい<長崎県>
・鉄筋アパートの以前の家では夏は暑いので外出していたが、現在は家に居る時間が増えた。「空気工房」※を止めるとモワッとする<茨城県>
・冷房28℃設定でも充分に効く。『空気工房』を一度切ったら違いがわかった<広島県>
▽『ライフスタイル』に関する声
・今まで家族が別々だったが、一緒にいる時間が長くなったような気がする<大阪府>
・居室として使える空間が増えた<大阪府>
▽『健康』に関する声
・アレルギー性鼻炎が今年はでていない<宮城県>
・2人の子供の軽い喘息と体のかゆみがなくなった<広島県>
▽『ほこり、臭い』に関する声
・窓から日が差し込んだ時、ほこりが出ていない事がわかる<宮城県>
・前日の料理の臭いがほとんどしない<滋賀県>
▽『静粛性』に関する声
・趣味のオーディオも近所に気兼ねなく聴くことができる<千葉県>
・新幹線がすぐ近くを走っているが、気にならない<岡山県>
※「空気工房」とはグランツーユーに標準搭載されている熱交換型第一種換気システムです。
実大耐震実験風景
実験建物のプラン