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「日本のモダニズム建築100選」
セキスイハイム M1「M1Archives」ホームページの開設について
 

2005年3月30日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社(社長:大久保 尚武)住宅カンパニー(プレジデント:安田友彦)はセキスイハイムの第1号商品「セキスイハイムM1」が2003年9月に日本建築学会とドコモモ日本支部による「日本のモダニズム建築100選」に選定されたことを記念し、「セキスイハイムM1」保存展示棟の設置(2004年5月)及び関連資料の保存を行なっておりますが、来る4月17日、「セキスイハイムM1」に関する資料を掲載したホームページ「M1Archives(エムワン・アーカイブ)」を開設します。
 

■「M1Archives(エムワン・アーカイブ)」ホームページ開設の目的
 1970年に発売した「セキスイハイムM1」が日本建築学会とドコモモ日本支部により「日本のモダニズム建築100選」に工業化住宅として唯一選定されました。当社ではドコモモの趣旨(モダニズム建築に関する記録調査及び保存)に従い、「セキスイハイムM1」の保存に関する活動を実施していますが、多くの建築分野の研究者そして建築を学ぶ学生にご利用いただくことを目的に「M1Archives(エムワン・アーカイブ)」を開設します。
■「M1Archives(エムワン・アーカイブ)」ホームページのアウトライン
1. 正式名称=M1Archives(エムワン・アーカイブ)
2. URL=http://www.sekisuiheimm1.com
3. スタート日=2005年4月17日 0:00より
4. コンテンツ(M1の主なアーカイブ内容部分)
(1) 資料
セキスイハイムM1の発売当初のパンフレットをスライドショー(写真25枚)として全文掲載。
(2) 写真
現在、当社住宅技術研究所内にある「M1保存展示棟」の移築前の段階から竣工までのプロセスを進行順に写真で紹介。
(3) 映像
モダニズム建築における学識経験者、M1開発関係者そして実際にM1に居住する方々のインタビューを映像で紹介。
(4) 出版
M1共同開発者である大野勝彦氏(大野アトリエ一級建築士事務所所長)の著作を限定掲載。
『現代民家と住環境体』(SD選書105)大野勝彦著(鹿島出版会、1976)
第4章「現代民家としてのユニット住宅」の前文を掲載
大野勝彦氏 学位論文『部品化建築論』第5章一部掲載
大野氏が東京大学内田研究室に在籍していた当時の学位論文で、「セキスイハイムM1」の開発の基本となるものです。

<参考>
■DOCOMOMOについて
 「近代運動に関わる建築、周辺環境の記録調査及び保存」を目的に、1988年に設立された建築の研究者の団体です。ドコモモの本部はパリ(フランス)にあり、世界40カ国に支部が置かれています。
DOCOMOMO(ドコモモ): The Documentation and Conservation of buildings,
sites and neighborhood of the Modern Movement
■モダニズム建築について
 「モダニズム建築」とは、産業革命以降の社会改革の思想と建築構造や素材の技術革新を背景に、1910年頃西ヨーロッパで生まれ1940年代には世界中に伝播した歴史的様式とは異なった独自の建築様式です。その特徴は機能性重視、非装飾的、合理主義的にあり、線や面に美しさを求める作品が多く存在しています。
 日本においてモダニズム建築が登場するのは1920年代半ばからですが、今回の「日本のモダニズム建築100選」には1921年〜1970年の建物が選定されています。その中には、フランク・ロイド・ライトやブルーノ・タウトの作品、我が国初の超高層ビル「霞ヶ関ビル」など時代を象徴する建築が選ばれています。工業化住宅としては「セキスイハイムM1」が唯一選定されています。
■「セキスイハイムM1」について
 「セキスイハイムM1」は当社の住宅事業進出第1号商品で、大野勝彦氏(大野アトリエ一級建築士事務所所長)と当社との共同開発で誕生し、1970年に第1回「東京国際グッドリビングショー」に出展・デビューを果しました。
 高度成長期、工業の水準が急激に向上する一方都市への人口集中等により住宅問題が顕在化していました。向上した工業化手法を最大限に活用し、住宅の欠乏に迅速に対応することを目的に誕生したのが「セキスイハイムM1」です。住宅は部品の集積体であるという思想のもと、住宅に必要とされる性能や機能を最大化することに集中しました。
 その特徴は、(1)工場で90%以上作るユニット工法という画期的な工法で作られていること(2)高い耐震性能や耐久性を持つこと(3)当時としては最新の設備を採用したことに加え、(4)無駄な装飾を排除し機能そのものを美しく表現する「機能美」というコンセプトによりデザインされた住宅であることです。
セキスイハイムM1は発売から35年を経過していますが、2004年9月現在、全国におよそ9000棟が現存しています。
増築に対応するため、セキスイハイムM1のユニットは現在も期間を限定し生産しています。
「セキスイハイムM1」の外観
「セキスイハイムM1」の外観